株式投資やFXは若い時に始めて失敗をした方が良いと思う理由

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わたしが株やFXなどの投資(および投機)を始めたのは2009年(24才の頃)のことで、2015年で彼これ7年目(現在30才)に突入しております。

過去を振り返ってみて改めて思うのは株式投資やFXは若い時に始めて失敗した方が良いということです。わたしは現在、全体収支はプラスに回復しましたが、過去に大きな失敗をしています。

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投資は必ず「失敗」から始まる

プロスペクト理論

投資を始めた初心者が”ほぼ間違いなく行う失敗”として「利食いは早く、損切りはしない」という意思決定があげられます。

取ったポジションに利益が乗ると「利益がなくなったらどうしよう」という恐怖から、すぐに決済をし利益確定をしてしまう。

一方、ポジションに損失が出ると「せめてプラマイゼロで決済したい」という欲が湧いてきて、決済(損切り)を遅らせる。10回に9回はなんとかなるが、10回のうち1回は建値には戻らずマイナスが膨らんできて、結局損切りせずに放置する、というパターンです。投資初心者あるあるですね。

上記のような意思決定は、2002年にノーベル経済学賞を受賞したエイモス・トベルスキーによって「プロスペクト理論」として体系づけれています。

質問1:あなたはどちらを選びますか?

A.無条件で「100万円」が手に入る
B.50%の確率で「200万円」が手に入るが、50%の確率で「何ももらえない」

質問2:現在「200万円」の負債があるとして、あなたはどちらを選びますか?

A.無条件で負債が「100万円」減額され、抱えていた負債が「100万円」に減る
B.50%の確率で負債の「200万円が0円」になるが、50%の確率で「200万円のまま」

統計では、質問1ではAを選ぶ人が多くなり、質問2ではBを選ぶ人が多くなります。利益がある状態では「利益がなくなったらどうしよう」と考えリスク回避を優先し、損失を抱えた状態では「損失を0にしたい」と損失そのものの回避を優先します。

勝率はよいが収益はマイナス

上記プロスペクト理論の意思決定を株式投資やFXなどに当てはめてみます。

  1. 1回目に購入した株式に含み益が1,000円出たものの、もし下がって利益がなくなったら嫌だと思い、利益を確定(+1,000円)。
  2. 2回目に購入した株式に含み益が1,000円出たものの、もし下がって利益がなくなったら嫌だと思い、利益を確定(+1,000円)。
  3. 3回目に購入した株式では-1,000円の含み損に陥るも、損失を回避したいため保有し続け、結局プラス1,000円の含み益までプラ転して利益確定(+1,000円)。
  4. 4回目に購入した株式では-1,000円の含み損に陥るも、損失リスクを回避するため待ち続ける。しかし、この時は同時に悪いIRニュースまで飛び出して建値まで回復することはなく、むしろドンドン下がる。結局損失に耐え切れなくなり、-10,000円で損失確定。

以上の4回の戦績を振り返ると、勝敗は3勝1敗(勝率.750)ですが、最終損益は-7,000円です。

投資の初心者はほぼ間違いなく上記の経験をします。

また、初心者だけではなく、何年も株式投資やFXを行っている人間でも、その時の精神状態により意思決定が狂い、上記のような行動を起こします。

 

わたしのFX失敗体験談

ここからはわたしがFXで失敗した体験談をご紹介します。

「利益はすぐに確定、損切りはしない」というまさにプロスペクト理論のモデルとなりそうな一例です。リアル感を出すため、損益画面もキャプチャして掲載しています。

2010年5月:ギリシャショック

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わたしが初めて大きな失敗を経験したのが2010年のギリシャショックです。

当時は、2007年サブプライムショック、2008年リーマンショックを発端に世界経済の歯車が狂い、2009年の9月に自民党の麻生太郎政権が民主党に大敗して、ルーピー鳩山由紀夫が首相に就任した翌年ですね。

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ユーロ円の為替レートは、2008年8月に169.47円の高値を記録したのち、わずか2ヵ月後の2008年10月に113.60円の安値を付けています。その落差は55.87円です。

いやー、こうして改めて見ると恐ろしいですね。その後、ユーロ円通貨ペアの為替レートは2009年1月に111.99円の安値を記録した後、2009年6月には139.22円まで回復。ここから反発か?と思いきや…その後ずるずる落ちていきます。

逆張りでユーロ円を購入

翌年の2010年の5月のユーロ円の始値(オープン)は125.23円。反発上昇する踏んでわたしはロング(ユーロ買い円売り)ポジションを建てましたが、例の「ギリシャショック」により、下記の通り玉砕します。

-20万円

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-20万円という、なかなかのダメージを受けますが、「いやいや、これ以上下がらないでしょう」と、謎の「値ごろ感」でさらにクロス円(ユーロ円、豪ドル円)のロングポジションを取ります。

さらに-21万円

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しかし、翌日には上記のように-21万円の玉砕。懲りずに再度クロス円のロングポジションを建てます。しかし、2週間後…

さらに-60万円

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さらにリスクオフの流れに飲み込まれ強制ロスカット。追加で-60万円ほど失いました。結局、ユーロ円はわずか3週間で15円下落したことになります。

上記は相場の禁じ手である「大きなトレンドに逆らう」「逆張り」「ナンピン」「損切りしない」で失敗した模範例といえます。当然、「資金金管理」「リスク管理」も一切行っていませんでしたので、何も褒める部分がありません(笑 損するべくして損したということです。なお、ユーロ円通貨ペアはその後、2012年7月に94.12円まで下がってますから、そのままユーロ円をナンピンして買い続けていたらと思うとゾッとしますね。

最大損失額は-560万円に

結局、その後も懲りずに負けまくり、2011年3月の時点で累計の損失が-560万円となります(笑 いや、笑えませんよね。

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しかし、その後、75円台で仕込んだドル円、72円台で仕込んだ豪ドル円、20円台で仕込んだポーランドズロチ円や割安なソニー株をホールドしていたら、「アベノミクス」という船が登場。直後の2012年12月、相場がドル高円安・株高方向に転換。

その後は株式やクロス円をトレンドフォローで買いあさり、プラス転換、今に至っています。

 

若いうちに投資を始めて早めに失敗した方が良い理由

上記のように、投資を始めた初心者が必ず「失敗」という道を通るのであれば、投資は若いうちに始めた方が良いといえます。

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失敗するのが遅いと、失うものが大きくなる

投資を始めた当時のわたしは24、25才の独身でしたから、自分が汗水流して働いて稼いだお金が相場で流されても何とかなりました。当然、精神的なダメージは結構ありましたが、自分が”痛い”だけなので何とかなったというのが正直なところです。

しかし、これが結婚をし、子どもが産まれ、住宅ローンを抱え…あるいは定年退職後だったらどうでしょう?精神的にも体力的にもさらにダメージが大きかったと思います。そして、もう二度と手を出さないでしょうね。立ち直れなかったかもしれません。

上の動画は2007年のサブプライムショック直後に放送されたテレビ番組の動画です。

最初に出てくる老夫婦は、暮らしぶりを見る限り、何とかやっていけそうな雰囲気ですが、最後に出てくるFXで失敗した主婦を見るとなかなかツライものがあります…。ご主人には報告できたのでしょうか?

若いうちの失敗であれば「時間を味方」に付けて挽回できる

人間の命や時間は有限であり、年を取るにつれ、残された時間は減っていきます。(いつ死ぬかは予想出来ないせよ)仮に投資で失敗する年齢が20才であれば、今後の残された時間を味方につけて充分挽回するチャンスはあります。

しかし、投資で失敗する年齢が定年退職後の60才とか65才だと、かなり厳しいですよね。副業や自身のビジネスを持っているのであれば、事業で稼いだお金を貯蓄して再度チャレンジできるかもしれませんが、普通は挽回できない可能性が高いですよね。

 お金を2倍にする「72の法則」

よく使われるのがお金を2倍にする「72の法則」です。某金融機関が投資信託を売りつけてくる時に、よく説明を受けました。ある利回りで投資を運用出来た場合、何年で原資を2倍にすることが出来るか?を計算出来ます。計算式は「72÷利回り=年数」です。

例えば今手元にある1,000万円を年利回り6%で回した場合、何年で資産が2倍(2,000万円)になるだろう?という計算をする際は、以下のように計算します。

「72÷6=12年」

といった具合です。元金1,000万円を12年間の間「年利6%」で運用できれば資産が2倍になるということですね。やはり、時間を味方に付けるというのは非常に重要なポイントといえます。

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 まとめ

とはいえ、失敗しながら何年も続けたからといって成功するとは限りません。わたしも、また失敗するかもしれませんし。

しかし、投資を始めるなら早めに始めて、失敗するのも若いうち、独身のうちに失敗を経験しておいた方が良いのは間違いありません。

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