海外旅行の際に便利・安全なクレジットカードが、年会費無料の 「JCB EITカード(ジェーシービーエイト)」です。
この記事では「JCB EITカードがなぜ海外旅行で便利なのか?」を掘り下げて順番にご紹介していきます。
Contents
海外旅行中の病気や怪我、その他予期せぬトラブル

海外旅行中の病気や怪我にはリスクがあります。リスクとは、病気や怪我、その他予期せぬトラブルそのものもそうですが、多額になる費用の問題があります。
以下、損保ジャパン日本興亜のウェブサイトから事例を引用します。
種類 | 事例 | 支払金額 |
賠償責任 | フランスのホテルでバスタブのお湯をあふれさせ、階下と周囲の部屋が使用できなくなったことで、ホテル側から損害の賠償を求められた例。(女性) | 12,438,470円 |
携行品損害 | コペンハーゲンにて買い物中、ひったくりにあって、バッグの中に入っていた貴重品類を盗まれた。(女性) | 176,358円 |
病気や怪我だけでなく、うっかりとしたミスや盗難によるトラブルも、海外旅行で起こりうるリスクのひとつです。
JCB EITは海外旅行傷害保険が充実
傷害死亡は最高2,000万円
JCB EITカードの最大の特徴は海外旅行傷害保険が充実している点です。
▼ 海外旅行傷害保険が自動付帯の JCB-EITカード(年会費無料) ▼
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 1回の事故につき100万円限度 |
疾病治療費用 | 1回の病気につき100万円限度 |
賠償責任 | 1回の事故につき2,000万円限度 |
携行品損害 | 1旅行中20万円限度 保険期間中100万円限度(※自己負担額1回の事故につき3,000円、携行品1つあたり10万円限度) |
救援者費用等 | 100万円限度 |
充実といっても、傷害死亡や疾病治療も内容により発生費用が変わるので、すべてをカバー仕切れるとは限りません。
また、疾病死亡(病気によって死亡)の場合は保険料が出ません。疾病死亡をカバーをする場合は、別途必要な分の海外旅行保険に+αで加入する必要があります。
とはいえ、 JCB-EITカードの「傷害死亡2,000万円」という保険内容は、自動付帯の海外旅行傷害保険の中でもトップクラスの水準です。
自動付帯とは?
クレジットカードの保険には「利用付帯」と「自動付帯」の2種類があります。
利用付帯の場合は、旅費の一部をそのクレジットカードで支払うことが条件となります。そのクレジットカードでの支払いがない場合、万が一の時に保険は適用になりません。
一方、自動付帯の場合は、そのクレジットカードで旅費を1円と払わずとも、保険が付帯されます。自動付帯をいいかえると、持っているだけで保険の恩恵が受けられるということです。JCB EITは後者の自動付帯です。無料で得られる転ばぬ先の杖といえます。
傷害治療、疾病治療、救援費用、賠償責任、携行品損害は他カードと合算可能
さきほどの表の下5つの項目「傷害治療」「疾病治療」「救援費用」「賠償責任」「携行品損害」は他のカードと合算できます。
海外旅行傷害保険(死亡・後遺障害保険金を除く)の各種保険金につきましては、他の旅行傷害保険から同時に保険金が支払われる場合、これらの契約の保険金額を合算した額の範囲内で実際の損害額を限度として按分して保険金が支払われます
引用元:JCB-EIT|JCB
たとえば、ほとんどの主婦層が保有していると思われる楽天カード(楽天カードは利用付帯)で旅費の一部を支払い、 JCB-EITカードを保有して旅行をすれば、万が一の際、上記5つの項目(傷害治療、疾病治療、救援費用、賠償責任、携行品損害)については、それぞれの最大金額をカードごとに合算できます。
複数のクレジットカードを保有している人は、ここで最大限の威力を発揮することになります。
私はやや肝臓の数値が悪い以外は今のところ健康な方ですが、7月に突如耐えられない腹痛を起こし、虫垂炎(盲腸)になり手術入院して開腹切除しました。
国内だったので、費用は30万円弱(保険利用で実質10万円弱)でしたが、海外だと費用が跳ね上がる可能性もありますし、人生には予期しないリスクが付き物です。
Oki Dokiポイントが2倍
海外でJCB-EITカードで決済を行った時には「Oki Dokiポイント」が付与されます。付与されるポイントは、1,000円につき2ポイントです。
交換レートは交換商品により異なります。下記はOki Dokiポイント1ポイントあたりの交換レートの例です。
- Tポイント5円分
- 楽天スーパーポイント5円分
- スターバックスカード5円分
- ドコモポイント5円分
- au WALLETポイント5円分
- Amazonポイント3.5円分
つまり、「1,000円の支払い=Oki Dokiポイント1ポイント=最大5円分の付与」となるため、ポイント還元率は0.5%となります。
さらに、JCB EITの場合はOki Dokiポイントが2倍となるため、最大で実質1.0%の付与率となります。
ショッピングガード保険
JCB-EITカードで購入した品物が、破損したり盗難にあった場合、「ショッピングガード保険」により購入日から90日間、補償されます。
自己負担額は海外の場合10,000円、国内の場合3,000円かかりますが、海外国内ともに年間最高100万円までの補償となるため、万が一の際に安心です。
JCB EITカードのデメリット
リボ払いのみ
年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯の JCB-EITカードですが、一点だけデメリットがあります。
それは、JCB EITでの決済がリボ払いのみという点です。
リボ払いとは、利用金額や利用件数にかかわらず、毎月の支払いが一定となる支払方法です。リボ払いをの場合、2回目以降の支払い時、元金に加えて手数料がかかり、一括払いと比較して高くなります。JCBカードのリボ払い手数料率は実質年率8.04~18.00%です。
海外旅行でJCB優待ガイドが利用可能
これは意外と知られていないことですが、海外旅行をするJCBカード利用者のための「JCB優待ガイド」というMAP付きの冊子があります。
- JCB優待ガイドに掲載されているお店で
- JCB優待ガイドを提示し
- JCBカードで支払いをする
上記を満たすと、レストランやお土産屋さんでおトクな割引や特別メニューなど、さまざまな特典を受けることができます。VISAやMaster Cardにも同様の提携割引はありますが、店舗数や内容を見ても、圧倒的にJCB優待ガイドがVISAとMaster Cardを凌駕しています(特にシンガポールとハワイは掲載店数も多く、おすすめです!)。
詳しくは、別記事でご紹介しています。
[blogcard url=”http://aokitrader2.com/jcb-kaigai-yutai-guide”]
カードデザインは6種類

関ジャニ∞は7人ですが、 JCB-EITカードのカードデザインは6種類です。
左の3つはQuick Pay機能が付いているので、コンビニなどの支払いでも使えます。右の3つはQuick Pay機能なしタイプのカードデザインです。
個人的には、デザインの好みで選んでしまうのでよいかと思います。
年会費は無料

上記の海外旅行傷害保険が自動付帯にもかかわらず、カード年会費は無料です。
このクラスの補償内容の場合、一般的にはカード年会費がかかります。
たとえば、ジャックスカードに「エクストリームカード」というカード(VISAのみでJCBはなし)があります。海外旅行傷害保険も付き、通常のポイント付与率は1.0%(最大で1.5%の交換レート)ですが、年間30万円以上の支払いでないと年会費3,000円+消費税がかかります。
一方、 JCB-EITカードは無条件で無料なので、胸のつかえもなく、安心といえますね。
まとめ
JCB EITカードは年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯。
海外旅行好きの方は、「守りのカード」として保有しておきたい1枚です。
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