香港からフェリーに乗船し1時間で、中華人民共和国特別行政区のマカオ(澳門)に到着します。
マカオは2005年に「マカオ歴史地区」として世界遺産に登録されました。マカオは、ポルトガル統治時代の西洋の建物と、マカオの東洋の文化が折り重なった「独特の景観」を楽しめる街です。
今回、マカオの世界遺産を1日かけて「徒歩ルート」で周ってみたのですが、結果すべて周りきれませんでした。この記事では、次にマカオ旅行に行く方のために、記録として残しておきたいと思います。
マカオの世界遺産巡りを予定している方は、旅行計画の参考になさってみてください。
Contents
- 1 マカオの世界遺産は半径約1.3kmの中に30ヶ所
- 2 マカオ世界遺産観光のおすすめルート
- 3 マカオの世界遺産は「がっかり」か?
- 4 マカオの世界遺産は一日観光で周れるか?
- 5 マカオの世界遺産まとめ
- 5.1 媽閣廟(A-Ma Temple)
- 5.2 バラ広場(Barra Square)
- 5.3 港務局大楼(Moorish Barracks)
- 5.4 鄭家屋敷(Mandarin’s House)
- 5.5 リラウ広場(Lilau Square)
- 5.6 聖ヨセフ修道院および聖堂(St. Joseph Seminary and Church)
- 5.7 聖ローレンス教会(St. Lawrence’s Church)
- 5.8 ドン・ペドロ5世劇場(Dom Pedro V Theatre)
- 5.9 聖オーガスティン教会(St. Augustine’s Church)
- 5.10 ロバート・ホー・トン図書館(Sir Robert Ho Tung Library)
- 5.11 聖オーガスティン広場(St. Augustine’s Square)
- 5.12 民政総署(Leal Senado Building)
- 5.13 セナド広場(Senado Square)
- 5.14 仁慈堂大楼(Santa Casa da Misericórdia)
- 5.15 三街会館(Sam Kai Vui Kun)
- 5.16 大堂カテドラル(The Cathedral)
- 5.17 大堂(カテドラル)広場(Cathedral Square)
- 5.18 盧家屋敷(Lou Kau Mansion)
- 5.19 聖ドミニコ教会(St. Dominic’s Church)
- 5.20 聖ドミニコ広場(St. Dominic’s Square)
- 5.21 イエズス会記念広場(Company of Jesus Square)
- 5.22 聖ポール天主堂跡(Ruins of St. Paul’s)
- 5.23 ナーチャ廟(Na Tcha Temple)
- 5.24 旧城壁(Section of the Old City Walls)
- 5.25 聖アントニオ教会(St Anthony’s Church)
- 5.26 カモンエス広場(Camōes Square)
- 5.27 プロテスタント墓地(Protestant Cemetery)
- 5.28 カーザ庭園(Casa Garden)
- 5.29 モンテの砦(Monte Fortress)
- 5.30 ギア要塞(Guia Fortress)
- 6 まとめ
マカオの世界遺産は半径約1.3kmの中に30ヶ所
マカオの世界遺産は全部で30ヶ所、
- 22の歴史的建造物
- 8つの広場
で構成されています。
これらの世界遺産は「セナド広場(Senado Square)」という広場を中心とした「半径約1.3km」の中に、北エリア(18)と南エリア(12)にわかれて点在しています。
マカオの世界遺産の地図
上のGoogle Mapにはマカオの世界遺産をすべて埋め込んでいます。
- 中央付近の青いピン … セナド広場(Senado Square)
- 南端の緑のピン … 媽閣廟(A-Ma Temple)
- 東側の黄色いピン … ギア要塞(Guia Fortress)
- 東側のフェリーターミナル … マカオフェリーターミナル(澳門アウターハーバー)
マカオの世界遺産周辺は「坂道が多く起伏が激しい」ので、マカオ観光において「いかに体力を温存しながら、時間効率よく周るか?」というのはかなり重要なポイントです。
マカオ世界遺産観光のおすすめルート
私が巡ったルート
はじめに、私が今回のマカオ旅で辿った足取りを残しておきます。
私はマカオの世界遺産30ヶ所を周るにあたり、セナド広場を中心に「セナド広場 ⇒ 媽閣廟 ⇒ セナド広場 ⇒ ギア要塞」というルートを取りました。
結論からいうと失敗です。まずはダメな例としてみてください。
場所 | 時刻 | メモ |
ホテル・パノラマ・バイ・ロンバス | 8:10 | 尖沙咀 (チムサーチョイ)のホテルを出発 |
フェリーターミナル(中国客運碼頭出入境管制站、中港城) | 8:30 | 九龍側のフェリーターミナル |
フェリー(香港⇒マカオ) | 10:15 | 10:15のコタイ・ジェット |
マカオフェリーターミナル(澳門アウターハーバー) | 11:15 | マカオフェリーターミナルに到着 |
ウィン・マカオ(カジノ)の無料シャトルバス | 11:25 | カジノの無料シャトルバス |
ウィン・マカオ(カジノ) | 11:35 | ウィン・マカオ(カジノ)に到着 |
セナド広場 | 12:00 | 徒歩移動でセナド広場に到着 |
エスカーダ(ポルトガル料理) | 12:10 | ランチ |
民政総署 | 13:25 | |
ロバート・ホー・トン図書館 | 13:35 | |
聖オーガスティン教会 | 13:40 | |
聖オーガスティン広場 | 13:40 | |
ドン・ペドロ5世劇場 | 13:45 | |
聖ローレンス教会 | 13:50 | |
聖ヨセフ修道院および聖堂 | 14:00 | |
リラウ広場 | 14:15 | |
鄭家屋敷 | 14:20 | |
港務局大楼 | 14:25 | |
バラ広場 | 14:30 | |
媽閣廟 | 14:30 | (民政総署から速足で約1時間) |
セナド広場 | 15:00 | (媽閣廟から約30分) |
仁慈堂大楼 | 15:00 | |
マクドナルド セナド広場店 | 15:05 | (休憩約20分) |
三街会館 | 15:25 | |
大堂(カテドラル)広場 | 15:35 | |
大堂(カテドラル) | 15:35 | |
盧家屋敷 | 15:40 | |
聖ドミニコ広場 | 15:45 | |
聖ドミニコ教会 | 15:45 | |
イエズス会記念広場 | 16:00 | |
聖ポール天主堂跡 | 16:00 | |
ナーチャ廟 | 16:05 | |
旧城壁 | 16:05 | |
聖アントニオ教会 | 16:15 | |
カモンエス広場 | 16:30 | |
プロテスタント墓地 | ― | (入口わからず断念) |
カーザ庭園 | 16:30 | |
モンテの砦 | 16:55 | (セナド広場から約2時間) |
ギア要塞 | ― | (時間が足りず断念) |
セナド広場 | 17:30 |
結局、上記ルートでは、1日でマカオの世界遺産をすべてまわりきることはできませんでした。
ガイドブックを見つつ、カメラで写真を撮影しながらの場合、マカオ世界遺産観光の所要時間目安は最低でも
- 北エリア(18ヶ所):約1時間
- 南エリア(12ヶ所):約3時間
必要です。
おすすめのルート
マカオの世界遺産を1日で周りきる場合、おすすめのルートはズバリ「マカオフェリーターミナルから世界遺産南端の媽閣廟までタクシー ⇒ 媽閣廟から徒歩で北上するルート」です。
マカオフェリーターミナルから、マカオの世界遺産南端の媽閣廟まで直接タクシーで向かった場合、タクシーの所要時間は10分弱でしょう。
タクシーで南端まで向かうことにより、既出の観光ルート(私が通った道のり)と比較して以下の時間をカットできます。
- 「マカオフェリーターミナル」から「セナド広場」に到着するまでの約50分(シャトルバス+徒歩)
- セナド広場と媽閣廟の間の片道徒歩約30分
つまり、差し引きで「1時間10分程度」の時間を創出できるので、ギア要塞を周る時間を確保できます。

セナド広場からザ・ヴェネツィアン・マカオまでの約7.7kmの道のりで61パタカ(チップ含めて70パタカ)でしたので、マカオフェリーターミナルから媽閣廟までのタクシーは50パタカ前後で行けるのではないかと思います。
香港ドルと澳門パタカはほぼ等価です。
上記は直近5年の香港ドル/円レートのチャートを表示しています。為替レートの参考にしてみてください。
マカオの世界遺産は「がっかり」か?
「世界三大がっかり」という名所があります。以下の3ヶ所です。
- ベルギー・ブリュッセルの小便小僧
- デンマーク・コペンハーゲンの人魚姫の像
- シンガポールのマーライオン
「マカオ 世界遺産」で検索すると、サジェスト(予測キーワード)に「マカオ 世界遺産 がっかり」という組み合わせが表示されます。
おそらく「香港旅行の一日を削ってまでもマカオに行く価値はあるのか?」という疑問だと思いますが、結論からいうと、マカオの世界遺産は「がっかり」ではありません。
ただし、(有名無名、大小問わず)歴史的建造物を見て何も感じなかったり、世界史や歴史背景に興味がない方は、マカオの世界遺産を訪れても面白くないかもしれません。
個人的には、香港のシンフォニー・オブ・ライツが…、おや、誰か来たようだ。
マカオの世界遺産は一日観光で周れるか?
マカオの世界遺産30ヶ所は一日で周れるのか?
世界遺産のスポットをさくっと見るだけであればマカオの世界遺産は「1日」で周れます。
しかし、世界遺産観光地をじっくり時間をかけて観光するのであれば「2日」あった方がよいと思います。「2日」の日程であれば、北エリアと南エリアで1日ずつ日程を取り、午後はマカオタワーやカジノを楽しむのがよいと思いますね。
また、マカオの世界遺産を半日で周るのは、いくら健脚でも無理です。
マカオの世界遺産まとめ
媽閣廟(A-Ma Temple)

マカオの世界遺産のうち一番南に位置するのが、1488年建築、マカオ最古の中国寺院、媽閣廟(マァコッミュウ)です。
約400年前、ポルトガル人が最初に到着した場所でもあります。到着したポルトガル人が「この場所はどこか?」と地元に人に尋ねたところ、誤解した地元の人がこの寺院の名前を伝えます。
「マァコッミュウ ⇒ マカオ」。マカオ(Macau)の語源になった地でもあります。
バラ広場(Barra Square)

媽閣廟の前に広がる広場。元はバラの丘になっていたことから、バラ広場(Barra Square)と呼ばれています。
石畳で覆われた広場は元々水辺で、埋め立てによりつくられた広場です。
港務局大楼(Moorish Barracks)

1874年、バラの丘の斜面に建てられた港務局大楼(Moorish Barracks)は、インドのゴアから派遣されたムーア人兵士のために建てられた寄宿舎です。
花崗岩を積み立てた基礎・擁壁の上に、クリーム色と白の漆喰壁が美しい建物が建っています。建物外観の意匠は、インド・ムガール帝国(1526-1858年)の意匠を採用しており、マカオの世界遺産の中でもひときわ異彩を放っています。
夜は間接照明でライトアップしたり、擁壁にかかる雨どいを外壁と同じ素材で覆っていたりと、景観に配慮していることがうかがえます。
鄭家屋敷(Mandarin’s House)

鄭家屋敷(Mandarin’s House)は、鄭観応の父が1881年建築の中国家屋。
伝統的な広東省の住宅の特徴を有しており、広さは4,000平米あります。
リラウ広場(Lilau Square)

ポルトガル人が最初に定住したといわれるリラウ広場(Lilau Square)。リラウの地下水は、マカオの水の供給源になっています。
リラウ広場の周辺はパステルカラーの住宅が周囲を囲んでおり、南欧を彷彿とさせます。
聖ヨセフ修道院および聖堂(St. Joseph Seminary and Church)

1728年にイエズス会が造った、聖ヨセフ修道院および聖堂(St. Joseph Seminary and Church)。
建築様式は、17世紀にヨーロッパで普及したバロック様式です。

修道院を入って右側の祭壇には、イエズス会の創始者のひとりであるフランシスコ・ザビエルの聖骨が置いてあります。
日本の歴史教科書のなかでトップ10に入るほど有名な外国人といってもよいでしょう。なぜか懐かしい気分を覚えました!
聖ローレンス教会(St. Lawrence’s Church)

聖ローレンス教会(St. Lawrence’s Church)はマカオでもっとも古い歴史を持つ教会。
元々は海を見渡せる南部の海岸線に建ち、ポルトガルの船員の家族が彼らの帰りを待つために祈りをささげていました。現在の場所に再建されたのは1846年のことです。
ドン・ペドロ5世劇場(Dom Pedro V Theatre)

ドン・ペドロ5世劇場(Dom Pedro V Theatre)は、1860年に建築された中国初のオペラハウスで、音楽やダンスなどさまざまな公演が行われてきました。
建物の中には、読書室やビリヤードがプレイできる部屋が収容されています。
聖オーガスティン教会(St. Augustine’s Church)

1591年にスペインの聖オーガスティン修道会によって建てられた教会です。
建築された当初は、中国人によって「temple(寺)」と呼ばれていました。現在の教会は1875年に建築されたものです。
ロバート・ホー・トン図書館(Sir Robert Ho Tung Library)

元はロバート・ホー・トンの住居だった建物を、遺言に従いマカオ政府に寄贈されたもの。
現在はロバート・ホー・トン図書館になっています。
聖オーガスティン広場(St. Augustine’s Square)

聖オーガスティン教会とロバート・ホー・トン図書館の間にある広場。
民政総署(Leal Senado Building)

1784年に建てられ、建築様式が新古典様式の民政総署(Leal Senado Building)。建物中央の通路の先にある中庭が美しい。
現在は、現在政府の機関として機能しています。私が訪れた日は、セナド広場から民政総署に向けてデモを行っていました。
セナド広場(Senado Square)


セナド広場(Senado Square)は、中央に小さな噴水のある、マカオ最大(3,700平方メートル)の公共広場です。
以前はセナド広場の中央にメスキータという名前の、ポルトガル兵士の銅像がありました。メスキータは清朝(1644-1911年)との戦闘中に多くの中国人兵士の命を奪った人物のため、1940年に中国の人々によって破壊され、銅像が噴水に置き換えられました。
そのため、この広場は「The fountain(泉)」とも呼ばれています。
周囲にはコロニアル調の建物が建ち並んでおり、マカオの地で「最も南欧ポルトガルの雰囲気を感じられる場所」ともいえます。
仁慈堂大楼(Santa Casa da Misericórdia)

初代マカオ司教が慈善福祉施設として1569年に設立したもの。
三街会館(Sam Kai Vui Kun)

三街会館(Sam Kai Vui Kun)は、かつては商工会議所として機能していましたが、現在は寺院になっています。1750年築。
大堂カテドラル(The Cathedral)

セナド広場から北東側にゆるやかな坂を上った小高い丘にある大聖堂です。
1576年に建築された当時は、小さな木製のチャペルでしたが、1623年には、大聖堂のように再設計され、1849年と1937の再建により、現在のような壮観な外観ファサードになりました。
大聖堂に中に入ると、地元の敬虔なカトリック教徒の方がお祈りをささげる姿を見かけます。その歴史背景から、マカオが「東洋と西洋の異文化が交錯」していることを再認識できる場所でもあります。
大堂(カテドラル)広場(Cathedral Square)

中央に噴水がある、カテドラルの前の広場です。
盧家屋敷(Lou Kau Mansion)

盧家屋敷(Lou Kau Mansion)は、1889年に建築にされた2階建てのレンガ造りで、中庭のある伝統的な中国家屋。
著名な中国人商人である廬華詔の家でした。
聖ドミニコ教会(St. Dominic’s Church)

3人のスペイン領ドミニカの司祭によって1587年に設立された教会です。彼らはメキシコのアカプルコからやって来ました。
教会のファサードは、4つの水平レベルと3つの垂直方向のセクションに分割されています。白い漆喰の装飾品は、オレンジ色の壁とは対照的です。
マカオの教会のなかでも、厳粛さと優雅さを同時に感じることができる教会です。
聖ドミニコ広場(St. Dominic’s Square)

聖ドミニコ教会(St. Dominic’s Church)の前の広場が聖ドミニコ広場(St. Dominic’s Square)。
波長模様の石畳は、セナド広場からつづいています。
イエズス会記念広場(Company of Jesus Square)

聖ポール天主堂跡の手前にある広場。
聖ポール天主堂跡(Ruins of St. Paul’s)

マカオの世界遺産の中で最も有名であろう建築物が、聖ポール天主堂跡(Ruins of St. Paul’s)。
1637年に完成した時は、東アジア最大のカトリック教会でした。
しかし、度重なる火災に遭遇し、三度目の大火となる1835年の火事で建物のほとんどが炎上し、現在はファサードのみしか残っていません。

石の階段を上りきると裏側にまわることができます。
ナーチャ廟(Na Tcha Temple)

ナーチャ廟(Na Tcha Temple)は、聖ポール大天主堂の左脇の小道の先にある小さなお寺です。
旧城壁(Section of the Old City Walls)

1569年、ポルトガル人の居留が始まった頃につくられた防壁。
聖アントニオ教会(St Anthony’s Church)

聖アントニオ教会(St Anthony’s Church)は、元々1560年前に竹と木で造られ、現在のような外観とスケールになったのは1930年のことです。
教会の内部では、カモンエスエリアに住む地元のキリスト教徒の方がお祈りをささげています。
カモンエス広場(Camōes Square)

聖アントニオ教会とカモンエス公園の間にある広場。
広場では、暇そうな(失礼!)地元の中国人の方が中国将棋を楽しんだり、ベンチに座ってのんびりしてる姿を見れます。
マカオの世界遺産の中で、最も観光客の割合が少なく、ローカルの雰囲気を感じられるスポットです。
プロテスタント墓地(Protestant Cemetery)
プロテスタント墓地は、約2,800平方メートルの面積を占める広大な墓地です。全部で162の墓があります。
カーザ庭園(Casa Garden)

1770年建築されたカーサ庭園は、元々はポルトガル人の豪商、マヌエル・ペレイラの住居でした。
その後、東インド会社に貸し出され、現在はオリエンタル財団や、社会的・文化的事務に関わる民間文化機関の本部があります。
モンテの砦(Monte Fortress)

マカオ市街を見渡せる小高い丘にあるモンテの砦(Monte Fortress)。
1617年から1626年に建てられ、2年分の弾薬や物資、大砲、兵舎、井戸、兵器を装備し、市内の主要な軍事防衛を行っていました。


西の眼下に見えるは聖ポール天主堂跡。
ギア要塞(Guia Fortress)

1622年と1638年の間に建てられたギア要塞は、マカオに魅力を感じたオランダ軍からの攻撃を避けるためにつくれらました。
要塞からはマカオタワーやモンテの砦など、マカオの主要観光スポットを望めます。
まとめ
今となっては信じられない話ですが、約500年前の世界では、スペインとポルトガルが世界の覇権を争っていました。
1513年にポルトガル人が初めてマカオの現バラ広場前に上陸。
まったく異なる西洋の宗教・文化・建物がマカオの地に根づきつつも、東洋らしいそして中国らしい一見カオスな雰囲気もある(東アジアの貿易港としての地位を香港に奪われたマカオの哀愁もある)。そして、世界最大のカジノもある。
フェリーで約1時間(直線距離約65km)しか離れていないにもかかわらず、マカオには香港とはまた違う趣があります。
マカオ旅行を予定されている方は、異文化が交錯するマカオの街・30個の世界遺産を、ぜひじっくりと見てみてください。