日本住宅ローンのフラット35のメリットとデメリットは?

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マイホームを購入する際に人気の「長期固定金利フラット35」は、多くの金融機関や企業が取扱いをしており、どこでフラット35を組むのが良いだろう?というのは、大きな悩みのひとつです。

フラット35を選ぶポイントは、

  • 金利
  • 事務手数料

が肝となります。フラット35の場合、保証料と繰り上げ返済手数料はどこで借りても無料です。

以前、金利と事務手数料を徹底比較した「住宅ローン「フラット35S」の金利・手数料を徹底比較!審査のおすすめは?」という記事を書きました。

上記の記事では、毎月の月初に各金融機関(住信SBIネット銀行、楽天銀行、優良住宅ローン、日本住宅ローン)のウェブサイトを確認し、実行金利を比較して更新しています。

そして、フラット35を借りる場合、「圧倒的に総支払額が安い優良住宅ローン、8大疾病特約付団信のある住信SBIネット銀行の二択」ではないか、というわたしなりの結論も出しています。

さて、その記事の中でご紹介しているフラット35取扱い金融機関のひとつに、日本住宅ローン(MCJ)があります。

日本住宅ローン

今回は日本住宅ローン(MCJ)についてわたしの意見を交えながらご紹介します。

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日本住宅ローンとは?

「日本住宅ローン」という名称を聞いて、ピンとくる方は少ないのではないでしょうか?日本住宅ローンは、

  • 積水ハウス[1928]
  • 大和ハウス工業[1925]
  • 住友林業[1911]
  • 積水化学工業[4204]のセキスイハイム
  • 日立キャピタル

5社で共同出資して設立された住宅ローン専門の金融機関です。上記の通り、日本を代表する大手のハウスメーカーが出資しています。

そのため、上記のハウスメーカー(積水ハウス、大和ハウス、住友林業、セキスイハイム)で建物を建築予定の場合、ハウスメーカーの営業マンから「日本住宅ローンのフラット35」を紹介されることがあります。

逆をいえば、上記ハウスメーカー「以外」で建築予定、購入予定の方は、日本住宅ローンを知ることも選択肢になることもないでしょう。

 

日本住宅ローンで組むことによるメリット

日本住宅ローンのフラット35を組むことによるメリットはあるのでしょうか?

正直、日本住宅ローンの金利と事務手数料については、他金融機関と比べて高く、メリットは見当たりません

日本住宅ローンのフラット35には、

  • 提携会社限定金利
  • 通常金利

の2種類がありますが、お得なはずの提携会社限定金利ですら、住信SBIネット銀行、優良住宅ローンの足元にも及びません

【参考】 住宅ローン「フラット35S」の金利・手数料を徹底比較!審査のおすすめは?

出資しているハウスメーカーで建築の場合借入金額が伸びるかも?

強いていえば、日本住宅ローンはハウスメーカー(積水ハウス、大和ハウス工業、住友林業、セキスイハイム)が出資している金融機関なので、4社で建築する場合、建物の評価がしやすく、担保価値を若干高めに評価できる、ということがあるのかも?しれません。

つまり、上記のハウスメーカーで建築する場合、他の金融機関で借入するよりも借入金額が若干伸びる可能性があるかもしれないということですね。

もちろん、借入をする本人の属性(年収・勤務先・自己資金)との兼ね合いもありますし、裏を取っているわけでもありませんので、あくまでも可能性の話です。

 

日本住宅ローンで借入するデメリット

では、日本住宅ローンで借入することのデメリットは何か?

日本住宅ローンの最大かつ根本的なデメリットは「金利・事務手数料」が他行より高いということに尽きます。

デメリットが大きすぎるため、よほどの理由がない限り、借りる理由はありません。

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【更新日:2016年10月1日】 マイホームを購入する際、貯蓄した自己資金だけで支払うのではなく、住宅ローンを組むことがほとんどです...

 

日本住宅ローンはどんな人におすすめか?

4つのハウスメーカーで建築予定の方で、借入金額を伸ばしたい方

以上のことから、日本住宅ローンのフラット35を借入してメリットがあるのは、以下の2つを満たす方となります。

  1. 他の金融機関で審査を出したところ、希望の借入金額に伸びなかった方
  2. 積水ハウス、大和ハウス、住友林業、セキスイハイムで建築予定の方

逆をいうと、上記の2つを満たさない方は、他の金融機関で検討した方がよいかもしれません

上記のハウスメーカーで建築予定の場合、日本住宅ローンに出資しているハウスメーカーなだけに、フラット35を希望すると、営業マンから真っ先に日本住宅ローンを勧められる可能性があります。

住宅購入の資金計画は人それぞれですし、営業マンにも何か考えがあってのことかもしれないですから、一概にはいえません。

しかし、重要なことなので繰り返すと、フラット35の場合、金利・手数料のわずかな違いで総支払額が大きく変わるため、金融機関の選択は慎重に行うことをおすすめします。

 

日本住宅ローンはスピード感や顧客目線が不足している

住宅ローンの実行金利は、各金融機関が毎月の月初にウェブサイトで公開します。

住宅や不動産の営業マンは、毎月の月初に各金融機関のウェブサイトで実行金利をチェックし、営業同士で「今月は○○銀行の金利が下がった、上がった」というのが恒例なんですねー。

フラット35の金利公開で一番早い印象を受けるのは、住信SBIネット銀行です。月初どころか、前月末の時点で新しい金利を公開します。素晴らしいスピード感です。

次いで、楽天銀行や優良住宅ローンについても、月が変わるタイミングにはウェブサイトの金利情報を更新します。

しかし、日本住宅ローンは実行金利の公開が数日遅れます。また、月初が土日であったり、年始であると、さらに遅れます。ちなみに、この記事を公開した2016年1月5日時点で、金利情報は12月のままです。

この点については、日本住宅ローンにはスピード感や顧客目線が不足しているとしかいいようがありません。

お客さんは、土日だからこそ真剣に悩み、考える

住宅購入というのは人生に一度きりともいえる大きな買い物です。

結果的にみれば、二度三度買い換えををするということはあるにしても、購入する際は「一度きりだ」と思って購入を決意します。

立地、環境、建築会社、スペック、そして、どこの金融機関で組むのかも含めた資金計画…、真剣に悩みます。

仮にフラット35で検討したいという方が、月初に金利情報を確認した際、日本住宅ローンだけ金利情報が前月のものであったらどう思うか?

ちょっと辛辣な意見ですが、日本住宅ローンは、「出資元であるハウスメーカー営業マン経由で話がもらえる」、言い換えれば「口を開けていればエサが落ちてくる」ような状況にひたりすぎて、「エンドユーザーが何を考えているのか?」という根本的な部分が欠落している気がします。

2016年3月より「月初に金利発表する」というご連絡をいただきました。
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1 個のコメント

  • 日本住宅ローン株式会社 企画部です。
    貴重なご意見を頂き、誠にありがとうざいます。

    ご意見を参考にさせて頂き、3月より月初1日に新金利の公開を行うことといたしました。

    引き続きお客様の利便性向上のための改善を行って参りますので、今後ともよろしく
    お願いいたします。

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