今年、自分自身が経験したことを振り返った時の大きなトピックに、人生初めての「手術入院」があります。
私の場合は虫垂炎のため、病院への入院期間は短かったですが、普段当たり前にできていた行動を制限されると、思った以上に気持ちが沈みます。
食事はできない、起き上がれない、歩けない、トイレに行けないなど、普段は何も考えずに行っている行動が、すべて高い壁として立ちふさがります。
この記事は、これから手術入院される予定の方や、それをサポートされる方向けに書きます。
Contents
入院時に持っていくと便利なグッズ
私の場合は、深夜就寝中にきた耐えがたい腹痛により、救急車で運ばれました。
「救急車に乗って運ばれる」ということは、当然のことながら予期せぬ出来事であり「何を持っていけばよいか?」がわかりません。その時は、ひとまず、適当に思い付くものを持っていきました。
しかし、いざ入院を経験してみると、「アレがあれば…」というアイテムが出てきます。
スマホ&スマホ充電器
スマホとスマホの充電器は、誰もが持っていくのではないかと思いますが、スマホの充電器については、とにかく自宅にある充電ケーブルで一番長いものをおすすめします。
今回の私のケースではまさにそれで、ギリギリ届く…というような絶妙な場所にコンセントがありました。
クロックス
- 脱ぎ履きしやすい
- 滑りにくい
手術後、麻酔が切れてきて患部には痛みがつづく時間帯があります。トイレへの移動や、リハビリをする際、体内に栄養や麻酔を注入する点滴を運びながら、歩くことなります。
この時、病院のフラットでつるつるした床をしっかりグリップしてくれるクロックスの靴底のグリップ力は、特別な安心感があります。
むしろ、クロックスは入院患者さんのためにあるといっても過言ではないぐらい、そのぐらい便利です。
着替えはワンサイズ大きいもので前ボタン付き
手術から数時間すると、麻酔が切れてきて患部に痛みを感じ始めます。加えて、痛みが出てきた患部をかばい過ぎることにより、背中や腰に力が入ってしまい、強烈な凝りに悩まされます。
そのため「ひとまず寝てしまってやり過ごそう」と何度も寝るわけですが、汗を沢山かくので、頻繁に着替えを行います。
前ボタン付きのシャツがあると着替えがスムーズですし、ワンサイズ大きい服があるのであれば、そちらをオススメします。看護師さんが手伝ってくれるとはいえ、Tシャツなどのボタンがない服だと、着替えるのにも一苦労です。
腰部分のゴムの締め付けが緩いハーフパンツ
とにかく手持ちの服の中で「一番ゴムの締め付けが緩いハーフパンツ」がおすすめです。言い換えると、一番腰パンがしやすい短パンとでもいうべきでしょうか。
私の場合は、おへその右下あたりを3cmほど開腹手術したので、ゴムの締め付け部分が患部に当たりました。
普段だったらまったく問題なくはけていたのに、「あ、これダメだ」というような絶妙な差が出てくるので、とにかく一番ゴムが緩い短パンを持っていくと便利です。
歯磨きセット+コップ、洗顔
これは病院によるとは思いますが、私の入院した病院では歯磨きセット+コップ、洗顔は自分自身で用意する必要がありました。
油性ペン
今回私が入院した部屋は、個室ではなく、他の患者さんとの相部屋を選びました(費用の関係で)。
相部屋の場合、洗面所は一ヵ所です。そのため、洗面所の棚にそれぞれのコップや洗顔フォームを置くので、名前を書く必要があります。
便利グッズまとめ
- スマホ&スマホ充電器(充電ケーブルが長いもの)
- クロックス
- 着替えはワンサイズ大きいもので前ボタン付き
- 腰部分のゴムに締め付けがないハーフパンツ
- 歯磨きセット+コップ、洗顔
- 油性ペン
おすすめの暇つぶし方法
結論からお伝えすると、病院での入院生活はめちゃくちゃ暇です。この暇さを普段の生活に分散させたい…というぐらいに暇です。
加えて、手術前後は食事が摂れないケースもあります。私の場合は「朝、昼、晩、朝、昼、晩、朝、昼」と計8回分禁食状態が続きましたが、食事が摂れないというのは、かなりストレスです。
暇をつぶして何かに集中することで、患部の痛みや食欲を忘れることができます。
クロスワードパズル
クロスワードパズルは地味ですが、個人的にかなりおすすめです。代わりにピクロスでもいいです。
理由は、手術後、ひとりで起き上がれなかったり、トイレに行けなかったりと、何もできない自分の姿に打ちのめされます。あまりにも自分が無力になっていることに、想像以上のショックを受ける瞬間があります。
これは手術を受けた後にしかわからない感覚かもしれません。
クロスワードパズルやピクロスは単純作業ながら、一問ずつ問題を解いて乗り越えていくという感覚を得られるので、手術後に前向きになるきっかけとして最適です。
ゲーム
PSPや3DSなどのゲーム機でもいいですし、今はスマホアプリでゲームが楽しめるのでいい時代ですね。
個人的には、ソーシャルゲームではなく「一作品を手軽にどっぷり遊べるゲーム」がおすすめです。
カイロソフトのシリーズ(有料)
何気にコアなファンの多いカイロソフトのゲームシリーズは、数日プレイすればエンディングまで楽しめるのでオススメですね。
マインクラフト(有料)
また、最近では、小学生にも大人気というマインクラフトも面白いです。私はWii U版をやっていますが、スマホのPE版もあります。小さい頃にLEGOで遊んだことを思い出しますね。
決められたゴールがないので、好きな物を作りまくって、とことん好きなように遊ぶのにちょうどよいゲームだと思います。時間を忘れます。
本を読む
入院中は本を読むのにもぴったりです。まとまった時間があるので、前編後編に分かれている小説も、一気に読みきれます。
本棚から読みたい本を持って行ってもよいですし、今は電子書籍があるので、スマホに電子書籍をダウンロードするのもアリです。電子書籍であれば、スマホを使って片手で読めます。
電子書籍アプリはメジャーどころのAmazonのKindleでもよいですし、漫画ならBookLive!の品揃えがよくていい感じです。
映画を観る
HuluやU-NEXT(ユーネクスト)
に登録すると、月額一定料金で登録されている映画が見放題です。
映画はゲームや本と違い、一度起動させたら見るだけなので、身体への負担を少なく楽しむことができる娯楽といえます。
個人的には、無料トライアルが31日間と長く、東証マザーズにも上場したU-NEXT(ユーネクスト)がおすすめです。U-NEXTにはスター・ウォーズ1~6も揃っています。
まとめ
手術入院をする原因や理由はケースバイケースですから一概には言えませんが、精神面で消耗することが多いです。
入院生活に役立つ便利グッズを揃えたり、痛みや食欲を忘れることのできる暇つぶしに熱中すると、入院でかかる負担をやわらぐことができます。
[blogcard url=”http://aokitrader2.com/chuusuien”]