宅建を独学で合格する方法!わたしの勉強法と学習時間

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不動産の売買に携わる場合、「宅建(宅地建物取引士)」の資格登録をしていないと、買主に対する「重要事項説明」ができません。そのため、必須資格といえます。

わたしが受験したのは当時大学3年生だった平成17年(2005年)です。友人が受けるから「いっしょに勉強して受けよう」と誘われ、断れずに申込みしてしまったのがきっかけです。不動産のことはまったく知りません。宅地って何?民法って何?というレベルでした。

8月に入ってから独学で猛勉強し、合格しました。国家試験の中で最も簡単と言われる宅建ですが、勉強しないと当然のように落ちます。

今回の記事では「宅地建物取引士試験」について、わたしの勉強法や学習時間について書いていきたいと思います。

 

宅地建物取引士試験の概要

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宅建試験は年に1回

宅建試験は毎年10月の第3日曜日、年に1回しか行われません。

わたしの周りには不動産営業にもかかわらず、10年連続とか15年連続とか受け続けている人もリアルにいます。適当に勉強すると”不動産業務上で得た知識や経験があろうとなかろうと”普通に試験に落ち続けるということです。

不動産売買の営業をしている人が万が一不合格になってしまった場合、また一年間売買契約前の「重要事項説明」を上司や先輩にお願いして肩身の狭い思いをし、翌年また多忙な業務をこなしながら猛勉強しなければなりません。

そのため何とか1回で受かりたいですよね。

問題は50問、四肢択一のマークシート方式

宅建試験の出題問題は50問、四肢択一のマークシート方式で行われます。試験時間は2時間です。出題割合は以下の通り。

権利関係(民法) 18問
宅地建物取引業法 20問
法令上の制限 8問
税・その他 8問

合格率は約17%とほぼ一定

年度 申込者数 合格者数 合格率 合格点
2003年 210,182人 25,942人 15.3% 35点
2004年 216,830人 27,639人 15.9% 32点
2005年 226,665人 31,520人 17.3% 33点
2006年 240,278人 33,191人 17.1% 34点
2007年 260,633人 36,203人 17.3% 35点
2008年 260,591人 33,946人 16.2% 33点
2009年 241,944人 34,918人 17.9% 33点
2010年 228,214人 28,311人 15.2% 36点
2011年 231,596人 30,391人 16.1% 36点
2012年 236,350人 32,000人 16.7% 33点
2013年 234,586人 28,470人 15.3% 33点
2014年 238,343人 33,670人 17.5% 32点
2015年 31点

過去の合格率は以上の通り、15.2%~17.5%の間に収まっています。合格率がほぼ一定に収まっているというのは、まず押さえておきたい重要なポイントです。

ルールを理解することが大事

わたしが24、25才ぐらいの頃だったか、わたしの1個上の先輩が宅建に3年連続かなんかで宅建試験に落ちました。その時にその方が言った言葉が「今年の問題は例年より難しくて合格点低かったんです!皆さんやってみてくださいよ!」でした。

しかし、上記の発言の時点で、もはや受かるわけがありません。宅建試験は合格率がほぼ一定の約17%です。合格率がほぼ一定ということは、「問題が難しければ合格点が下がる、問題が簡単であれば合格点が上がる」システムであり、つまり「勉強した人が受かる」というめちゃくちゃ公平なルールです。

これがFP(ファイナンシャルプランニング技能士試験)のように合格点で決まるのであれば、問題が難しい時は受かりにくいですし、簡単であれば受かりやすいという話ですけどね。

サッカーのルールでは引き分けでも勝ち点1になりますが、プロ野球のルールでは引き分けに大した価値はありません。サッカーのルールでは得失点差も順位を決定する重要な要素のひとつですが、プロ野球では1-0で勝利した次の日に0-20で負けても、1勝1敗です。

なんでもそうですが、まずはルールを理解しておくことが大事です。

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わたしの宅建勉強方法

以下、わたしの宅建勉強方法をご紹介します。

テキストと問題集

使用するテキストはTACかLEC(東京リーガルマインド)か迷いましたが、LECのテキストが読みやすかったのでLECのテキストと問題集を本屋で購入しました。この辺は個々の好みもあるので、自分に合いそうなものを選択すればよいと思います。

まずは宅建業法から勉強する

勉強する順番はかなり「肝」です。

わたしの時もそうでしたが、宅建というのはなぜかテキストの順番が

  • 権利関係(民法)
  • 宅建業法
  • 法令上の制限・税・その他

になっているんですね。そして、権利関係(民法)というのが法律がチンプンカンプンな人間(わたしは経済学部でした)にとっては、まったくもって意味が分からない。そのため、テキストがいつまで経っても一向に進みません。

なので、まずは民法よりも内容が理解しやすくてとっつきやすい「宅建業法」から始めるのがオススメです。「宅建業法」と「法令上の制限・税・その他」をさっと一読した後に、「民法」に取り掛かるのという順番が良いかと思います。

宅建業法と法令上の制限は暗記でOK、民法は理解が必要

正直言って、「宅建業法」と「法令上の制限」は、最悪、内容を深く理解していなくても、暗記で何とか乗り切れます。

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一方、民法は理解が必要です。わたしが民法を勉強した時は、上記写真のように登場人物と相関図を絵で描いて理解するように工夫しました。

問題集には日付と○×を付けて効率よく勉強

テキストをさっと一読した後は、テキストを熟読しながら過去問も解いていくことになります。

過去問を解く際は、過去問を解いた「日付」と「正誤マーク」を付けるようにします。理由としては、2週、3週、4週とした際に「4回連続で正解している問題」はもう理解度が深まっているのでやらなくてよいと判断し、「○××○」と間違いがある問題についてはより理解度を深めるためにもう一度熟読しようと判断できるからです。

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宅建試験の日付が近づいてきたころには、残り時間も少なくなってくるでしょうから、より効率のよい勉強法が求められます。なお、最終的に過去問は4周しました。

五感をフルに活用し、インプットとアウトプットを繰り返す

五感というと大げさですが、

  • 見る(視覚)
  • 書く(触覚)
  • 読む(聴覚)

の3つを徹底して駆使します。

特に暗記系の問題が多い「宅建業法」や「法令上の制限」については、一種低層絶対高さ10m…一種低層絶対高さ10m…一種低層絶対高さ10m…と、10回ぐらい見て書いて読んでインプットしましょう。

そのため、個人的にはスマホアプリの宅建勉強ソフトとかは止めた方がよいと思いますね。通勤時の電車内でだけ利用するぐらいであれば良いかと思いますが、メインでの勉強ツールには使うべきでないです。

テキストと過去問題集をベースに、見てインプットするだけでなく、書く・読むという作業も加えてアウトプットも行う。

自分が持っている五感をフルに活用し、インプットとアウトプットの繰り返しをしていけば、暗記系の問題は攻略できます。

模擬試験を受ける

宅建試験の約1ヵ月位前になったら、TACなどの民間会社がやっている「模擬試験」を受けます。

お金はかかりますが、実際の試験における「時間配分の感覚」を掴むことができるので、一度は受けておきたいところです。体感しておくとしておかないとでは、全然違います。

 

わたしの宅建勉強時間

勉強時間は約350時間

わたしの宅建勉強時間は約350時間です。当時インターネットで検索したら宅建試験の合格目安勉強時間が「約300時間」と書いてあったので、ひとまずそれを超えた感じです。

合格点33点の年に37点で合格したので、もう少し少ない300時間の勉強であれば、ギリギリ合格点を超えたぐらいだったかもしれません。

300時間を逆算して勉強する

今から、試験日までの「休日」および「仕事が終わった後の時間」に予め勉強時間を割り振り、300時間に設定します。エクセルとかで簡単に作っておくとよいです。

「毎年宅建に落ちる人」というのは、結構傾向が決まっていて、「勉強時間が足し算式」かつ「計画性がない」というのがあてはまります。最終的に300時間勉強しようと頭では分かっていても、勉強時間が足し算式で計画性がないので、10月の試験日までに結局何時間になるかは、運任せです。

逆算方式でいきましょう。

遊ぶ時は遊ぶ、メリハリが大事

ありがちなのが、休みの日すべてに「8時間勉強する!」とか設定してしまい、無理やり300時間を作るパターンです。しかし、これでは長続きしません。

そうではなく、休みは休みでも「土曜日は12時間勉強するけど、日曜日はまったく勉強せず、遊びに行く」ぐらいにメリハリを付けてスケジューリングするのがオススメです。

しかし、試験の1ヵ月ぐらい前になったらそうも言ってられないので、休みの日は勉強するしかないと思いますけどね。

 

試験日当日の作戦

宅建業法と法令上の制限から解く

問題は50問、試験時間は2時間です。

まずは、暗記系の「宅建業法」と「法令上の制限」から解いていきます。

「宅建業法」と「法令上の制限」は「権利関係(民法)」と比較しても問題が簡単なので、気分よくロケットスタートが切れます。その後にじっくりと民法を解いていくという展開が勝利の方程式だと思います。

問題用紙にも回答を記入

宅建試験は、試験当日の夕方以降に「予想合格点」が民間の業者より発表されます。その時にしっかり答え合わせができるよう、問題用紙にも回答を記入しておきます。

 

落ち続ける場合は?

学校に通う

宅建は、自分でスケジューリングして、計画的に勉強していけば、独学で十分合格できる資格です。しかし、毎年不合格になってしまう場合は、何かしらの原因があります。

もし自分自身をコントロールできない場合は、先行投資にはなりますが、資格の学校に通うことを検討してもよいかもしれません。「お金を投資した分、勉強せざるをえない」、そういう環境を自らつくるしかないと思います。

スクールというと、休日に電車に乗って学校に通い…というイメージが強いですが、最近はDVDや音声で学習できるサービスも増えてきています。

そういったサービスを使い倒すというのもひとつの手といえます。

LECオンライン学習センター
宅地建物取引主任者サイトはこちら

 

まとめ

以上がわたしが宅建を受けた時の勉強方法や学習時間です。少しでも参考になれば幸いです。宅建試験を受験される方の合格をお祈りします。

 

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