シンガポール観光の移動手段では「地下鉄MRT」が便利です。
国土の狭いシンガポールの隅々まで、地下鉄網が張り巡らされています。
この記事では、シンガポールの地下鉄MRTの乗り方・チケットの種類をまとめます。
シンガポールMRT(地下鉄)の路線図
シンガポールには現在5つのMRT路線が運航しています。
シンガポール観光におけるMRTの主に使用する路線・用途としては、
イースト・ウエスト・ライン(緑) | マリーナエリア ⇔ チャンギ国際空港、アラブストリート |
サークル・ライン(黄) | マリーナ・ベイ・サンズ ⇔ ドービーゴート駅(黄・赤・紫3路線のターミナル駅) |
ダウンタウンライン(青) | マリーナ・ベイ・サンズ ⇔ チャイナタウン |
ノース・サウス・ライン(赤) | マリーナエリア ⇔ オーチャード |
ノース・イースト・ライン(紫) | マリーナエリア ⇔ セントーサ島、リトル・インディア |
があります。
観光スポットが多いマリーナ湾周辺は「駅と駅の間隔が短い」ので、短い旅行日程でも「効率の良い移動」を可能にします。
シンガポールMRT(地下鉄)の切符の種類
シンガポールのMRT乗車券には、3種類あります。
スタンダードチケット
スタンダードチケットは、チャージして使う切符です。MRTの駅構内にある自動券売機で購入でき、短い期間に滞在する観光客であれば、スタンダードチケットでOKです。
1つの紙で6回まで使用可能。
- 初回購入時に10セントのデポジットが加算
- 3回目の乗車時にデポジット10セントが返却
- 6回目(最終)に10セント1割引
という、仕組みです。
上記写真のように紙ペラなので、折り曲げたり濡らしたりしないようにだけ注意します。
ez-linkカード(ICカード)
日本でいうSuicaやPASMOのようなチャージ式のICカードです。
MRTとバスを割引価格で乗車できるものの、
- 初回購入時にデポジットS$5.00がかかり、返却はない
- チャージの最低金額がS$10.00
のため、ez-linkカードは観光客向けではないです。主にローカルの方が使用しています。
初回購入時はS$12.00(デポジットS$5.00、運賃分S$7.00)、最低チャージ金額S$10.00、最高チャージ金額S$100.00です。
シンガポール・ツーリスト・パス
シンガポール観光をするにあたり、検討価値があるのが「シンガポール・ツーリスト・パス」。
MRTとLRT、一部のバスが乗り放題の「観光客向けカード」です。
タイプ | DAY PASS金額 | デポジット金額 | トータル金額 |
1日 | S$10.00 | S$10.00 | S$20.00 |
2日 | S$16.00 | S$26.00 | |
3日 | S$20.00 | S$30.00 |
デポジット分のS$10.00は、購入日から5日以内だと払い戻しができます。そのため、かなりおトクな金額で乗車ができます。
私はスタンダードチケットとシンガポール・ツーリスト・パス、損益分岐ラインがどのぐらいなのか?皆目見当がつきませんでしたので、スタンダードチケットを購入・チャージして旅をしました。
しかし、私の支払った交通費を振り返ってみると、シンガポール・ツーリスト・パスを購入した方がおトクだったのは歴然です。
シンガポール・ツーリスト・パスは主要駅の「チケットオフィス」で購入できます。チャンギ国際空港やベイフロント駅、オーチャード駅、ラッフルズ広場駅ほか、全13駅で購入が可能です。
- オーチャード(Orchard)
- チャイナタウン(Chinatown)
- シティーホール(City Hall)
- ラッフルズ広場(Raffles Place)
- アンモキオ(Ang Mo Kio)
- ブギス(Bugis)
- ラベンダー(Lavender)
- ベイフロント(Bayfront)
- チャンギ空港(Changi Airport)
- ハーバーフロント(HarbourFront)
- ファーラーパーク(Farrer Park)
- サマセット(Somerset)
- ウッドランズ(Woodlands)
MRTスタンダードチケットの買い方
スタンダードチケットを購入する場合は、駅改札前にある券売機で購入します。
操作は簡単です。スタンダードチケットの初回購入時にはタッチパネルの「Buy Standard Ticket」⇒「Maps」を選択。
画面に路線図が表示されるので、タッチパネルで行きたい駅を選ぶと必要金額(初回購入時はデポジット10セントを含む金額)が表示されます。
必要金額を入れると「紙製のカード」が出てきます。
[aside type=”warning”]チャージはS$5以下の紙幣、または硬貨しか使えません。そのため、常に細かいお金を用意しておくことをおすすめします。[/aside]
なお、2回目以降の乗車時は「Place Card or Standard Ticket on Reader」を選択し、カードリーダーにカードを置きます。路線図から行き先を選んで、硬貨を投入してチャージします。
シンガポールMRT(地下鉄)の乗り方
改札は自動改札機で、日本と同様にカードをゲートのセンサーにタッチするだけです。
東京メトロのように、「各路線が色分け」されており、行き先の表示も大きいので分かりやすいです。
電光掲示板には「次の列車が来る待ち時間」が表示されています。まず、迷うことはないと思いますので、安心してください。
MRTでの禁止事項
シンガポールの電車では、日本と違い禁止事項が厳しいです。
飲食 | 罰金S$500.00 |
喫煙 | 罰金S$1,000.00 |
可燃性の液体の持ち込み | 罰金S$500.00 |
ドリアンの持ち込み | 罰金S$500.00 |
無意識のうちにペットボトルのドリンクを飲んでしまう…ということがありうるので、注意が必要ですね。
ドリアンって。
まとめ
シンガポールのMRTは、駅のプラットフォームや電車の社内・座席も綺麗、かつ変な人も少ないので安心して乗車ができます。MRTを乗りこなして、シンガポール旅行を楽しんでみてください。
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