ドイツの観光地の中で、日本人が最も憧れる・行ってみたい舞台は何処か?
答えはおそらく、白亜の城「ノイシュヴァンシュタイン城(Schloss Neuschwanstein)」になるでしょう。
19世紀、バイエルン王ルートヴィヒⅡ世により建築されたノイシュヴァンシュタイン城は、ディズニーランドのシンボル、シンデレラ城のモデルともなったとも言われており、日本人に大人気の観光スポットです。
今回は、ノイシュバンシュタイン城の予約方法、実際に行った時のようす(写真)、行き方をまとめます。
ノイシュバンシュタイン城のチケット予約方法
チケット購入方法は2種類
ノイシュバンシュタイン城のチケットの購入方法は2種類あります。
- 現地チケットセンターで購入
- 事前に公式サイトで予約(英語)
チケット入手方法 | メリット | デメリット |
現地チケットセンターで購入 | 予約していないので、時間に追われることがない | 現地のチケットセンターの長蛇の列に並ぶ。2月のオフシーズンは30分、8月のハイシーズンだと1時間半が目安。 |
事前に公式サイトでウェブ予約(英語) | 現地チケットカウンターには予約者専用のチケット引き換え窓口があり、並ぶ時間はほぼゼロ | 予約時刻に遅れないように行く必要がある。なお、予約時刻の1時間前にチケットセンターに行く必要あり。 |
予約なしで現地チケットセンターで購入することもできますが、長蛇の列に並ぶうえに、ハイシーズンの8月だと、お昼前にチケットカウンターに並んだのに、入城が夕方以降の場合も。
ドイツ旅行が決まり、ノイシュバンシュタイン城に行くことが決まったら、即予約するのがおすすめです。
公式ウェブサイトで予約
公式ウェブサイトで直接予約する場合は、下記URLから予約フォームに英語で入力し、予約を行います。
登録するクレジットカードはVisa、Master Card、JCB、American Express、Dinersに対応しています。
RESERVATION FORMS|hohenschwangau.de(英語)
なお、予約フォームに送信をした段階では、予約時刻の確定はしてません。フォーム送信後、チケットセンターからメールがあります。
メールに予約確認のPDF(チケットではありません!)が添付されているので、印刷して当日チケットセンターに持っていきます。
現地オプショナルツアーで予約
また、手段としては現地オプショナルツアーで予約するという方法もあります。
送迎付きプランや、電車では行きづらい「ノイシュバンシュタイン城&リンダーホーフ城」の組み合わせもあるので、自分たちの旅行プランに合うものがあれば、組み込んでみるのも選択肢のひとつです。
ルートヴィヒⅡ世(Ludwig II)が建築したお城
「狂王」と言われたルートヴィヒⅡ世が建築したお城は3つ。
- リンダーホーフ城
- ノイシュヴァンシュタイン城
- ヘレンキームゼー城
[aside type=”normal”]ノイシュヴァンシュタイン城から見下ろすホーエンシュヴァンガウ城は、12世紀に建てられたお城を、ルートヴィヒⅡ世の父であるマクシミリアンⅡ世が改築したお城です。[/aside]
- ホーエンシュヴァンガウ城
- リンダ―ホーフ城
- ノイシュヴァンシュタイン城
- ヘレンキームゼー城
- ベルク城(ルートヴィヒⅡ世が幽閉された城)
- シュタルンベルク湖(ルートヴィヒⅡ世の遺体が発見された湖)
白亜の城ノイシュヴァンシュタイン城を建築したルートヴィヒⅡ世は、精神病と認定されてベルク城に幽閉され、1886年、シュタルンベルク湖で水死体で発見されました。
惨いものです。彼がいなければ、ノイシュヴァンシュタイン城は生まれず、ノイシュヴァンシュタイン城がなければ、シンデレラ城はまったく違う世界観になっていたというのに…。
チケットセンターでチケットを入手
ノイシュヴァンシュタイン城の麓、ホーエンシュヴァンガウ(Hohenschwangau)にチケットセンター(Ticket Center)があります。
事前に予約済の場合は、予約確認書を持ってチケットセンターに行き、予約確認書と引き換えにチケットを購入します。
[aside type=”normal”]当日券購入の列と予約済の列は分かれています。[/aside]
チケットの右上に「ツアー番号」と「入場時刻」の記載があります。
入場時刻に間に合わないと、チケットは無効になり、払い戻しもききません。そのため、入場時間に間に合うように山の上のノイシュバンシュタイン城を目指します。
- 徒歩
- バス:€1.80
- 馬車:上り€6.00、下り€3.00
おすすめのルートは、バスを利用してマリエン橋の手前まで向かい、まずはマリエン橋からのノイシュヴァンシュタイン城の眺望を楽しみ、それからノイシュヴァンシュタイン城の城内見学というルートです。
マリエン橋(Marienbrücke)
ノイシュヴァンシュタイン城を望むベストスポット、マリエン橋(Marienbrücke)に到着しました。
ベストシーズンの8月、夏季休暇中ということもあり、案の定、激混みです。
ちなみに、上の写真はノイシュバンシュタイン城から撮影したマリエン橋です。マリエン橋の進入口である右側は激混みですが、奥側である左側は全然空いていることがわかります。
マリエン橋に到着したら、空いている奥まで進んでしまう方がよいでしょう。
マリエン橋から望むノイシュヴァンシュタイン城、このお城を望むのに、これ以上の場所はありません。素晴らしい景色!
マリエン橋は、1866年、ルートヴィヒⅡ世の指示によって鉄橋が架けられたそうですが、マリエン橋から見えるノイシュヴァンシュタイン城のこの美しい角度も計算していたのでしょうか。凄まじい感性です。
…ただし、マリエン橋の上は激混みのため、橋が崩れないか心配…。
ノイシュヴァンシュタイン城に向かう途中に見えるホーエンシュヴァンガウ城。
ノイシュバンシュタイン城のガイドツアー見学
マリエン橋からノイシュバンシュタイン城の入り口までは徒歩で約15分程度です。
ノイシュヴァンシュタイン城の城内見学は、ノイシュバンシュタイン城は、ガイドツアー付き(日本語イヤホンあり)のツアーなので、他の観光客といっしょに内部をまわります。つまり、自由に見学はできません。
モニターに「入場可能なツアー番号」が表示されているので、入場可能になったら中へ進みます。
また、建物の中の撮影はNGです。お城の完成後、半年しか滞在できなかったルートヴィヒⅡ世の思いに馳せながら、城内を歩いて目に焼き付けましょう…。
見どころは「王座の広間」。ルートヴィヒⅡ世が亡くなったことにより、一度も利用されていない広間には、豪華なシャンデリアが飾られています。
ノイシュヴァンシュタイン城エリアの滞在は、ざっくり約3時間程でした。
さいごに、帰りのバスで撮影したノイシュヴァンシュタイン城です。
目の前で見ると大きかったお城も、フュッセン周辺の平原から見ると、小さく見えます。
ノイシュバンシュタイン城の場所・行き方・アクセス
ミュンヘンからノイシュヴァンシュタイン城に向かう場合は、「電車+バス」で向かうことになります。
移動手段 | 区間 | 所要時間 |
電車 | ミュンヘン(München Hbf)~フュッセン(Füssen) | 約2時間 |
バス | フュッセン駅~ホーエンシュヴァンガウ | 約10分 |
ドイツの鉄道検索はDBの公式サイトで行います。日本のウェブサイト並みにシンプルでわかりやすいです。
フュッセン駅に到着したらバスに乗車します。
路線番号 | 行き先(Direction) | 下車バス停 |
RVA/ OVG 73 | Steingarden / Garmisch-Partenkirchen | Hohenschwangau/ castles – Alpseestrasse (Alpsee Street ) |
RVA/ OVG 78 | Schwangau | Hohenschwangau/ castles – Alpseestrasse (Alpsee Street ) |
ノイシュヴァンシュタイン城の営業時間・料金などの基本情報
場所 | Neuschwansteinstraße 20, 87645 Schwangau, Germany |
電話番号 | +49 8362 930830 |
Web | www.hohenschwangau.de/430.html(英語) |
交通 | フュッセン駅バス10分、徒歩40分 |
営業時間 | 【チケットセンター】
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休業日 | 1月1日、12月24日・25日・31日 |
料金 |
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