海外旅行の際は、航空券やホテル宿泊費の他にも、食事代や観光チケット代、アクティビティ代、お土産代などの多額の費用がかかります。
航空券ならスカイスキャナー、ホテル宿泊予約ならBookingやagodaで最安値の比較ができますが、意外と現地のショップやレストランで安くお得に楽しむ方法が知られていません。
今回は、海外旅行の現地のレストランなどでお得に利用できる「JCB優待ガイド」と「たびらば」をご紹介します。
手順もご紹介していますので、最後まで読み進めていただけますと幸いです。
JCB優待ガイドとは?
JCBのオリジナルMAPガイド
「JCB優待ガイド」は、日本のクレジットカード会社であるJCB(株式会社ジェーシービー)がおすすめする、「海外加盟店をMAP付きで紹介しているガイドマップ」です。
JCBは日本で唯一の国際カードブランドで、世界シェアは5位です。
JCB優待ガイドの中には、お得に利用できるレストラン・お土産屋さんのマップと、利用できるサービスの内容が記されています。
地図としても使えるので便利です。
JCB優待ガイドの利用条件
JCB優待ガイドの利用条件は以下の3つだけです。
- JCB優待ガイドに掲載されているお店で
- JCB優待ガイドを提示し
- 支払いを「JCBカード」で支払う
昔は、海外旅行での支払いの際、地域やお店によってはVISAやMaster Cardしか使えず、JCBは決済不可というお店も多かったです。
しかし最近は、主要都市の人気レストランやショップで、「JCBカードが使えるお店」が増えてきました。
店員さんが若い方や新人の方だったりすると、「JCB優待ガイド」の存在を知らないこともありえますよね。
その場合でも、トラブルを避けれるように上記のようなページも用意してあります。この辺は、さすがJCBといったところです。
JCB優待ガイドが使える国一覧
JCB優待ガイドは、エリアごとにパンフレットが分かれており、現在は下記の「15エリア」で使用できます(2016年7月版)。
- ハワイ(ホノルル) 173施設
- グアム・サイパン 89施設
- ロサンゼルス 47施設
- サンフランシスコ 35施設
- ニューヨーク 22施設
- ラスベガス 21施設
- カナダ(バンクーバー・ウィスラー・ナイアガラ) 41施設
- シンガポール 72施設
- 韓国(ソウル) 58施設
- 香港・マカオ 47施設
- 台湾(台北) 60施設
- フランス(パリ) 54施設
- イタリア(ローマ・ミラノ・フィレンツェ) 46施設
- イギリス(ロンドン) 22施設
- ドイツ(フランクフルト・ミュンヘン・ベルリン) 30施設
- スイス・オーストリア(ジュネーブ・グリンデルワルト・インターラーケン・ウィーン) 39施設
上記のように、新婚旅行や卒業旅行などで人気のエリアを網羅しています。
私自身、行ったことがある国の内容をチェックしてみましたが、特にハワイとシンガポールは利用価値が高いといえます。
一方、アメリカのニューヨークなど、地域によっては使える施設が少なかったりもするので、優待ガイドの内容の満足度は訪問予定の「エリア」によってかなり違いがあります。
JCB優待ガイドの内容を一部紹介
実際にどのような特典があるのか?シンガポールとハワイを例にご紹介します。
シンガポールのJCB優待ガイド
たとえば、シンガポールでは、ガイドブックなどにも掲載されている有名店が、数多く収録されています。
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特に、3番目のチャターボックスは、5ツ星ホテルに入るレストランで、チキンライス1つS$27、ロブスターラクサS$36と、お高めです。
お食事であればご利用代金より15%引きとなります。祝・祝前日は除くなどの条件はあるものの、利用金額の下限がないため、使わない手はないといえます。
ハワイのJCB優待ガイド
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免税店のDFSはUS$200.00以上のショッピング(レシート合算不可)で、プレゼントが進呈されます。ブランド品を買う予定の方はは、US$200.00は余裕でクリアできそうです。
Tシャツで人気の88ティーズは、可愛いTシャツがたくさん揃っているショップです。まとめ買いの際、10%OFFというのはかなり効果を発揮しますね。
大人数の場合は代表者が支払いでお得に
「パイナップルケーキS$130以上をお買い上げ」という条件は下限が高く、クリアするハードルが結構厳しいですよね。私が訪れた当時は、パイナップルケーキ5個入りで$13.80、10個入りS$25.00、20個入りS$50です。
実は、レストラン系の優待では、上記のように条件(下限金額)が結構高額に設定されているお店も少なくありません。
しかし、大学の卒業旅行など、大人数で旅行する際は、だれかが代表してJCBカードで支払いをすれば、下限額を超えるのが容易になります。
事前に、卒業旅行を打ち合わせする際に、JCB優待ガイドをチェックしておいて、誰が代表者で支払うか決めておくと、お得に使いこなすことができます。カードに付与されるポイントで揉めないように…。
「たびらば(旅LOVER)」をチェック!WEB予約も可能
JCB優待ガイドの特典詳細
JCBは、JCB優待ガイドに掲載されているお店を紹介するポータルサイト「たびらば(旅LOVER)」を運営しています。
この「たびらば」では、実物のJCB優待ガイド以上に、JCB優待ガイドの「特典内容」が詳しく紹介されています。
というよりも…、実物のJCB優待ガイドだけでは特典の詳細が分からないので、まずは「たびらば」をチェックしてみてください。
たとえば、私が香港で訪れる北京ダックの有名店「鹿鳴春」のJCB優待ガイドには「JCBスペシャルセットメニュー」との記載がありますが、JCB優待ガイドには特典の詳細が書いてありません。
「たびらば」にはしっかりと記載があるので、特典内容の確認ができます。
「たびらば」でWEB予約可能
また、上記のようにWEB予約代行をJCBに依頼することも可能です。これは非常に助かります。
いつもは公式ウェブサイトから英語でレストランの予約をするのですが、鹿鳴春ぐらいローカルなお店だと、公式ウェブサイトがないんですね。かといって、電話(中国語や英語)で予約するのもなんか怖い。
とはいえ、人気店なので「予約は必須」なわけです。
「たびらば」では、名前やメールアドレス、予約日時、JCBカードの番号を入力することで、JCBに予約代行を依頼できます。
WEB予約依頼をすると、上記のような受付完了メールが届きます(まだ予約は完了していません)。
予約完了がすると、別途メールが届きます。
あとは、予約当日、JCB優待ガイドと登録したJCBカードを持っていけばOKです。
JCB優待ガイドを手に入れる方法
「JCB優待ガイド」の入手方法は4種類。
- インターネットでダウンロード&印刷
- インターネット経由で請求
- カード発行の各会社に電話請求
- 各空港のサービスデスクで直接入手
各空港のサービスデスクの詳細は、下記の通りです。
羽田空港 国際線旅客ターミナル
[colwrap] [col2][/col2] [col2]3階出発ロビー
営業時間/5:30AM~0:30AM(深夜) 年中無休[/col2] [/colwrap]
成田空港 第1ターミナル 会員サービスデスク
[colwrap] [col2][/col2] [col2]第1旅客ターミナルビル南ウィング4階 出発ロビー
出発口向かって左側 Fカウンター近く
営業時間/8:00AM~8:30PM 年中無休[/col2] [/colwrap]
成田空港 第2ターミナル 会員サービスデスク
[colwrap] [col2][/col2] [col2]第2旅客ターミナルビル3階 出発ロビー
Pカウンター標識近く
営業時間/8:00AM~8:30PM 年中無休[/col2] [/colwrap]
関西国際空港 パンフレットラック
[colwrap] [col2][/col2] [col2]旅客ターミナルビル4階 国際線北出発口横
外貨両替ショップ(北店)前 C・Dカウンター奥[/col2] [/colwrap]
いずれも出発ロビー付近にあるため、空港に到着したら、取得しておくとよいかと思います。
JCBカードを持っていない場合は?
VISAやMasterのクレジットカードがあれば、普段の生活に困りません。そのため「JCBのクレジットカードを保有していない」というケースもありえます。
もしJCBカードを保有していない場合は
- 海外旅行傷害保険の自動付帯が充実しているJCBカード
- ポイント付与が大きいJCBカード
を2枚持ちするのがおすすめです。
海外旅行傷害保険が充実のJCB EITカード
海外旅行の際、疾病による治療や、怪我をしてしまった際のトラブルはないとは言いきれません。海外旅行好きの私が、開腹して盲腸切除を決意したのも、海外旅行中に病状が悪化した場合に困るからです。
そこで検討する価値があるのが、「海外旅行傷害保険の自動付帯」が充実しているクレジットカードです。
JCBグループのJCB EITカードは、年会費無料でかつ海外旅行傷害保険が自動付帯(=カードを使わなくても持っているだけで海外旅行傷害保険が付与)が受けられる、海外旅行時のベストパートナーともいえるクレジットカードです。
保険の種類 | 保険金額 |
傷害死亡・後遺障害 | 最高2,000万円 |
傷害治療費用 | 1回の事故につき100万円限度 |
疾病治療費用 | 1回の病気につき100万円限度 |
賠償責任 | 1回の事故につき2,000万円限度 |
携行品損害 | 1旅行中20万円限度 保険期間中100万円限度(※自己負担額1回の事故につき3,000円、携行品1つあたり10万円限度) |
救援者費用等 | 100万円限度 |
自動付帯でありながら、死亡後遺障害2,000万円というのは、他のカードの追随を許さないレベルです。海外旅行に出発する前に申告や手続きをする必要もなし。
保有しているだけで安心、いわば風来のシレンの「復活の草」のような、守りに強いJCBカードです。
詳細は下記の別記事で詳しくご紹介しています。
[colwrap] [col2][blogcard url=”https://aokitrader2.com/jcb-eit”][/col2] [col2][blogcard url=”https://aokitrader2.com/kaigai-ryokou-hoken-credit-card-osusume”][/col2] [/colwrap]
楽天カード
国際ブランドがJCB、年会費無料、かつポイント付与率が高いクレジットカードというと、ポイント付与率1%の楽天カードがあります。
中にはポイント付与率1%を大きく超えるクレジットカードも存在しますが、年間カード利用額が30万円を超えないと年会費がかかったりするので、面倒なことは考えたくないということであれば、楽天カードがよいかもしれません。
まとめ
「JCB優待ガイド」は現地での支払いをお得にできるガイドブックです。
活用しておトクに海外旅行を楽しまれてみてはいかがでしょうか。
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