ヴュルツブルクの大司教が居住した要塞と壮麗な宮殿レジデンツへ

観光ルートとして人気を博すドイツ「ロマンティック街道」の南端はノイシュヴァンシュタイン城のあるフュッセンです。

一方、北の起点は「ヴュルツブルク(Würzburg)」。ヴュツブルクの歴史は古く、紀元前1,000年ごろから街が栄えていたといいます。

  • 歴代司教が居住した「マリエンベルク要塞」
  • 世界遺産の宮殿「レジデンツ」
  • フランケンワインの醸造所

ヴュルツブルクの観光のハイライトである上記の3箇所を歩いて回る場合、所要時間は約4時間です。

そのため、フランクフルトからアクセスする場合は、ヴュルツブルクを午前中から観光し、午後は南東のニュルンベルクに足を運ぶプランがおすすめです。

 

目次

フランクフルト中央駅からヴュルツブルク中央駅への行き方・アクセス

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フランクフルトからヴュルツブルクへは、ICEで約1時間です。

ドイツ鉄道の列車検索は、DBの公式サイトで検索できます。

DB(英語)

 

ヴュルツブルク(Würzburg)旧市街

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「ヴュルツブルク中央駅(Würzburg Hauptbahnhof)」は、第二次世界大戦でアメリカとイギリスの空襲を受け破壊されたため、現在の駅は第二次世界大戦後に建てられた新駅舎です。

ヴュルツブルク中央駅の裏はぶどう畑の丘になっており、到着した直後に視界に入ってきます。

街に着いた直後から、フランケンワインの誘惑を受けますが、まずは旧市街を歩き、マリエンベルク要塞へと向かいます。

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ヴュルツブルク旧市街の中は、トラムも運行しています。

ヴュルツブルクの聖マリア教会

中央の建物は、ゴシック様式の教会「マリエンカペレ(Marienkapelle)」。1481年築です。

 

ノイミュンスター教会(Neumünster)

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マリエンベルク要塞に向かう道の途中に現れる赤茶のドームは「ノイミュンスター教会(Neumünster)」。

ノイミュンスター教会の外観

教会の建物は11世紀に完成し、正面のバロック様式の装飾は18世紀に追加されました。

 

聖キリアン大聖堂(Dom St. Kilian)

聖キリアン大聖堂

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「聖キリアン大聖堂(Dom St. Kilian)」はロマネスク様式の教会で、建設は11世紀。

過去の戦争において何度も破壊され、現存する建物は1967年に再建されたものです。

リーメンシュナイダー作シェーレンベルク大司教の墓碑

リーメンシュナイダーの彫刻作品「シェーレンベルク大司教の墓碑」

柱には歴代大司教の墓碑が取り付けられており、彫刻家であるリーメンシュナイダーの作品、「シェーレンベルク大司教の墓碑」が有名です。

リーメンシュナイダーの作品はローテンブルクにある聖ヤコブ教会の作品「聖血祭壇」も有名です。

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アルテ・マイン橋(Alte Mainbrücke)

アルテ・マイン橋

聖キリアン大聖堂から西に進むと、マイン川にかかる「アルテ・マイン橋(Alte Mainbrücke)」に辿り着きます。

この橋の欄干には12体の聖人像が建ち並んでいます。

聖キリアン像

守護聖人の聖キリアン像

ヴュルツブルクのマリエンベルク要塞

アルテ・マイン橋からは、旧市街を見下ろす「マリエンベルク要塞」が見えます。マイン川といっしょに写真をおさめましょう。

 

マリエンベルク要塞(Festung Marienberg)

「マリエンベルク要塞(Festung Marienberg)」は、紀元前1,000年頃に建てられたケルト人の砦を基礎として、13世紀に現在のような形となりました。

高台にあるため、坂道を上っていくことになります。

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途中で足を止めて、来た道を振り返る。まだまだ上りますが、要塞からの眺望が楽しみです。

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このゲートをくぐると、ヴュルツブルクの旧市街を望む180度のパノラマが待っています。

マリエンベルク要塞からの眺望

左手にはぶどう畑の丘、その麓がヴュルツブルク中央駅です。手前にはマイン川と、マイン川にかかる橋アルテ・マイン橋が確認できます。

写真中央にあるネコ耳の形状をした建物が聖キリアン大聖堂、そしてその右手に見える自然豊かな緑の中にある建物が、この後訪れる世界遺産のレジデンツです。

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マイン川の水源はバイエルン州にあり、ドイツ国内を東から西に向かって流れています。

そして、川は最終的にライン川に合流します。

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この像も、何百年とこの景色を見ているのでしょうか…。

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ヴュルツブルクの心地よい風を浴びたら、来たルートを戻り、世界遺産のレジデンツを目指します。

 

世界遺産 ヴュツブルクのレジデンツ(Würzburger Residenz)

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世界遺産のレジデンツ

「レジデンツ(Residenz)」は、建築家バルタザール・ノイマンが設計し、1720年~1744年に大司教の住居として建築されたバロック様式の宮殿です。

建物内の階段の間には、イタリアの画家ティエポロが描いた世界最大のフレスコ画があり、必見です。

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レジデンツの東側にある庭園には、彩り豊かな花が咲き誇ります。

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庭園の階段を進むと、少し小高くなっており、ここからの眺めもおすすめの撮影スポット。

 

ビュルガーシュピタール(Bürgersupital)

ビュルガーシュピタール

レジデンツから歩いて5分ほどの場所に、フランケンワインで有名なワイナリー「ビュルガーシュピタール(Bürgersupital)」があります。

ワイナリーの敷地内にショップが併設されているので、お食事をしたあとにお土産を購入します。

ビュルガーシュピタールのフランケンワイン

こちらがお目当てのフランケンワイン。香りがフルーティーで、味は辛口です。

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お食事も美味しかったです。ヴュルツブルク観光の際はぜひ!

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そして、隣のショップで、フランケンワインの甘口と辛口を二本購入。

店員さんもすごく気さくな方ばかりで、ワインを持っている写真を撮ってくれました。

別料金で日本への発送も可能です。

 

まとめ

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この後は再びICに乗り、南東の街「ニュルンベルク」に向かいます。

ロマンティック街道というと、ローテンブルクやフュッセンおよびノイシュヴァンシュタイン城の方が注目度は高いですが、ヴュルツブルクの街には、他のスポットとはまた違う魅力があります。

フランクフルトからも近いので、ぜひ足を運んでみてください。

ヴュルツブルク観光情報

ドイツ鉄道ウェブサイト
DB(英語)

ヴュルツブルク公式サイト
Stadt Würzburg(英語)

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