不動産仲介業者がマンションを販売する場合、効果的な告知方法を取ることが重要です。
告知方法には、以下のようなものが挙げられます。
- 指定流通機構(REINS)への掲載
- 自社の不動産情報サイトへの掲載
- 不動産情報ポータルサイトへの掲載
- チラシの配布(ポスティング)
- オープンハウスの開催
指定流通機構(REINS)への掲載
指定流通機構(REINS)へ物件情報を掲載します。
物件のアピールポイントを端的にまとめたうえで、外観や室内の写真、平面図、価格などを記載した不動産図面を登録します。
不動産仲介業者が一律で閲覧できるため、検討客を有している不動産仲介業者を通じて、売主が媒介契約を結んだ不動産仲介業者に問い合わせがある可能性があります。
自社の不動産情報サイトへの掲載
媒介契約を結んだ不動産仲介業者の「自社の不動産情報サイト」への掲載が考えられます。
例えば、三井のリハウス、東急リバブル、すみふの仲介ステップなどです。
自社の不動産情報サイトは広告費が別途必要なく、物件の魅力を伝える写真や文章の制限が少ないため、より多くの情報を検討客に伝えることができます。
不動産情報ポータルサイトへの掲載
不動産情報ポータルサイトとは、SUUMO、HOME’S、at homeなどの不動産情報の総合サイトです。
先述の「自社の不動産情報サイト」と比較すると物件情報が多いため、より多くの検討客にマンションの情報が届く可能性があります。
一方で、不動産情報ポータルサイトの掲載には別途広告費がかかるため、不動産仲介業者としては魅力的な物件であれば積極的に広告費を支払ってでも不動産情報ポータルサイトに登録して告知する可能性があるものの、あまり魅力的ではない物件でない場合は広告費を支払ってまで不動産情報ポータルサイトに登録しない可能性があります。
チラシの配布(ポスティング)
古典的な手法ながらも、マンションの周辺地域にチラシを配布することは、効果的な告知方法です。
通院している病院や子供の学区を変えたくないなどの理由から、現在生活しているのと同じエリアでマンション探しをする人がいます。
周辺地域の人はその地域で生活していることから、まったく違うエリアから引越して来る人よりも、エリアによるネックが少ないです。
チラシにはマンションの写真、概要、オープンルーム(見学会)などのスケジュールを記載し、興味のある人に直接問い合わせを促します。
オープンハウスの開催
直接マンションを見学できる「オープンハウス」の開催は、最も効果的な告知方法の1つです。
来場者はマンションの雰囲気や周辺環境を実際に体験でき、購入に前向きになる可能性が高くなります。
オープンハウスでは、不動産仲介業者の営業が常駐しており、マンションの魅力を最大限に伝えることができます。