内覧

売却しているマンションに興味を持った人が内覧を希望しています。

空室のマンションであれば、事前に鍵を不動産仲介業者に預けていますから、売主は何もする必要はありません。

もし「売主が売却しているマンションに居住している」場合は、売主はどのような準備をする必要があるでしょうか。結論はシンプルで、以下の2つです。

  • 掃除
  • 整理整頓・断捨離
目次

掃除

シンプルな回答ですが、マンションの内覧前に売主が事前に最もすべきことは「掃除」です。

内覧の希望者は、その売主が過去にそのマンションでどういう生活をしてきたのかを知りません。
知る由があるとすれば、内覧の時だけなのです。

埃がたくさん落ちていれば、「いつも汚いのかな」、「埃が溜まりやすいのかな」という印象を与えますし、水回りの金属部分に水垢がこびり付いていれば、「こういう細かいところを気にせずに住んできたのかな」、「水垢が付きやすいのかな」という印象を与えます。

床掃除

まずは床掃除です。

掃除機とクイックルワイパーで床やカーペットを掃除するとともに、棚や机、家具の表面などについたダストも、しっかりと拭き取ることで清潔感をアップすることができます。

特に、床の埃は目立ちます。
買主側は住んだ時のイメージを膨らませるため、広さや家具の配置を確認するため、床を必ず見ます。
しっかりと掃除しておきましょう。

水回りの掃除

キッチン、浴室、トイレなどの水回りは、特に汚れが目立ちます。

汚れのたまりやすい場所には重点的に掃除し、換気をしっかりと行って、ニオイの問題も解消しておきましょう。
排水口や便座周辺も忘れずに清掃してください。

水回りの金属部分、例えば蛇口などは、水垢を取ってしっかりと磨けば、まるで新築の時のように綺麗になることがあります。
鏡などのガラス面も同様に、指紋や埃などを徹底して除去してピカピカにしておきます。

窓ガラスを拭く

窓ガラスは、光の反射で汚れが目立ちます。

内覧者が窓を開けて外の景色を見た際に、清潔な窓であれば、印象も良くなります。

拭き取る際には、窓拭きや新聞紙、クエン酸水などを活用すると綺麗になります。

空気清浄機を使う

内覧前に空気清浄機を使って、空気中のホコリやニオイを取り除くことも大切でしょう。
空気清浄機があれば、内覧者に清潔感を与えることができます。

整理整頓・断捨離

散らかった本棚や収納家具は、買主側の印象を悪くします。
本棚の本を整理し、不要なものは捨てるか収納してください。
収納家具の中を整理整頓し、必要のないものは捨てるか収納しておきましょう。
整理整頓された空間は広々とした印象を与えます。

今は「メルカリ」などの個人間のフリマアプリで本からベッドまで何でも売れる時代です。
いらないものは断捨離して、少しでもマンションの室内が綺麗に広く見えるようにしておきましょう。

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