マンション売却に適した時期と悪いタイミング

マンション売却の際には、適したタイミングや時期の見極めが重要となります。
不動産を売却するのに良い時期・悪い時期を解説します。

目次

マンションが売れやすい時期

3月(年度末)の「前」

引越しの需要が高まる時期

年度末の3月末は「転勤」や「入学」など、「人が一番動く時期」です。
不動産売却において、特に、分譲マンションの場合は「引越しの時期」に合わせて売却することがおすすめされています。
そのため、一般的には「2月~3月」がマンション売却に最適な時期とされています。

2月~3月は、引越しの需要が高まる時期であり、不動産市場も活発になる時期です。
多くの人が新しい住まいを探すため、物件探しをしている買い手も増えます。
年度末や3月決算(上場企業約70%の決算期は3月)に向けて、住まいを替える人が多くなるため、需要が高まる傾向があります。
このため、この時期にマンションを売り出すことで、買い手がつきやすく、高い売却価格を実現することができます。

年初の1月から販売開始するのがベスト

そして、この「人が動く時期」の「前」こそが売れやすい時期となります。
理由はいたってシンプルで、売却が決まり買主と無事に売買契約ができたとしても、引渡しまでは最低1ヵ月、物件の状況や買主の状況によって、2ヵ月ぐらいかかることもあるからです。

そのため、3月は当然、2月の販売開始でも遅い。
つまり、年初の1月から販売開始するのがベストです。
逆算すると、売却査定は12月中旬ぐらいまでに終えておく必要があります。

3月引渡(残金決済)と4月引渡(残金決済)では大きな差があります。
なぜなら「子供を転校させたくない。4月から小学校に入学するので、3月末入居が絶対条件」など、買主が物件引渡しのデッドラインを「3月末」に持ってくることが多いからです。

年末年始での実家での親御さんとの会話がきっかけに

マンション購入を考えるきっかけは、年末年始の何気ない会話から始まることもあります。

「年末年始」に実家へ帰省した際によくある話が、「そろそろ家でも買おうかな」「そろそろ家でも買ったら?」という親御さんとの会話です。

普段は仕事で忙しく、家の購入なんて考える時間もないけれど、実家に戻ってゆっくりして子供の顔を見ていたら、トントン拍子でマンションを購入する展開に。
さらには「住宅購入時の贈与税非課税」を利用することもあります。

マンションを売却してはいけない時期

12月と8月は、マンションを売ってはいけない

一方で、「マンションが売れにくい時期」も存在します。
12月と8月は、マンションが売れにくいとされる時期です。

12月は、冬休みや年末年始のイベントがあるため、引っ越しや物件探しをする人が少なくなります。
年末に向けて多くの人が忙しくなるため、不動産市場も低迷する傾向があります。
マンションを売り出す場合は、12月を避けることがおすすめされます。

8月は、夏休みの時期であり、引越しや物件探しをする人が少なくなるため、需要が低下する傾向があります。

目次