飛行機、とりわけ、国際線のエコノミークラスに長時間同じ姿勢で座っていると、血流が悪くなります。
血流が悪くなると、「旅行者血栓症(エコノミー症候群)」を引き起こす恐れもあるので、少しでも工夫をすることでリラックスしたいところ。
今回は、機内(エコノミークラス)でおすすめのフットレストと種類をまとめます。
旅行者血栓症(エコノミー症候群)とは
旅行者血栓症(エコノミー症候群)とは、長時間同じ姿勢で座っていることにより、脚部の奥にある静脈に血のかたまりができ、一部分が血管を流れて肺の血管に詰まるため、呼吸困難などにつながる症状です。
生じた血栓は、立ち上がった際などに、血液の流れにのって移動し、肺の細い血管で詰まることで呼吸困難や動悸をひきおこします。これが「肺塞栓症」です。このようにして「旅行者血栓症(エコノミークラス症候群)」が発症するのです。
エコノミー症候群は、長時間同じ姿勢で座ることにより発症するため、実際には機内だけでなく、デスクワークなどでも発症しうる危険な症状です。
飛行機の座席は、JALとANAのエコノミークラスの場合、シートピッチ(座席の奥行)は79cmです(最近は86cmのタイプも導入)。狭いとわかっていながら、いざ座ると狭い!
海外旅行中にエコノミー症候群にかかれば、楽しい旅行気分どころではなくなってしまいます。姿勢を小まめに変えることで、エコノミークラス症候群にかかるリスクを軽減したいところ。
その時に役立つのが、フットレストです。
フットレストを選ぶポイント
フットレストを選ぶうえで最も重要なポイントは、
「継続的に楽な姿勢でいられるか」です。
飛行機でフットレストを利用するシーンは主に、お休みのときか、機内エンターテイメントを楽しむときになります。長時間の間、リラックスできる、安定して脚を支えてくれるフットレストを選びたい。
飛行機のフットレストの種類
飛行機用のフットレストには、
- 前方の座席に引っかけるハンガータイプ
- 置くタイプ
があります。
前方の座席に引っかけるハンガータイプは、脚を前方に伸ばせるのが特徴。硬めの素材で脚をホールドしやすいタイプと、空気を入れて膨らませる弾力のあるタイプがあります。
[aside type=”normal”]ただし、ハンガータイプのフットレストを利用する際に足を大きく動かすと、前方の座席のお客さんの迷惑になる可能性があるため、必要以上に大きく動かすことは避けた方がいいです。[/aside]
一方、足元に置くタイプについては、三角形の形状をしており、頂点に足裏を乗せることでリラックスした姿勢を保てます。
スマートトラベル(Smart Travel) フットレスト
[colwrap] [col2][/col2] [col2]スマートトラベルのフットレストは、Amazonで最も売れ筋の飛行機用フットレストです。
- ふくらはぎ
- 足裏
どちらかを乗せることができるので、フットレストを利用する際にも脚の姿勢を変えられます。
また、硬めの素材でできているので、余計な反発力・バウンドがなく、安定した姿勢を保つことができるのも特徴のひとつ。
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▼ 似たタイプのフットレスト ▼
コンサイス フットレスト
[colwrap] [col2][/col2] [col2]コンサイスのフットレストは、空気を膨らませるタイプのフットレストです。
- 前方の座席に引っかけるハンガータイプのフットレスト
- 足元に置くフットレスト
としても利用できます。
ただし、若干ふわふわとするので、前方に引っかけて使う用途であれば、前述のスマートトラベルのフットレストの方がしっかりと脚をホールドできるため、使い勝手がよいです。
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スーパーあしらく
[colwrap] [col2][/col2] [col2]スーパーあしらくは足置きタイプのフットレストです。
前の座席に引っかける必要がなく、持ち運び時も利用時もコンパクト。飛行機の座席だけでなく、電車移動の際も使えます。[/col2] [/colwrap]
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▼ 似たタイプのフットレスト ▼
まとめ
エコノミークラスはスペースが狭いうえに、渡航先がヨーロッパやアメリカ、中東の場合、フライトの時間は10時間以上に及ぶため、エコノミークラス症候群のリスクがあります。その時に、フットレストが役立ちます。
また、旅行日程によっては、現地到着後にすぐ観光というケースもあります。その場合、飛行機での睡眠がポイントとなるため、フットレストやネックピロー、飛行機用耳栓を用意しておくとベストです。
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