たびレジ(外務省)に登録して海外旅行を安全に楽しもう

このたび、フランスの首都パリで同時多発テロが発生し、多くの方が犠牲となりました。

世界に「安全が約束された国」などないとはいえ、これから海外に旅行される方は、旅先が安全かどうか?不安な方も多いかと思います。

私は2015年2月にモルディブとアブダビ、ドバイを旅行しましたが、その時はまさに日本人人質事件が発生した直後のタイミングだったため、やはり一抹の不安がありました。

外務省では、2015年9月1日より、それまで「渡航情報」としていた名称を「海外安全情報」と、直接的でわかりやすいネーミングに名称変更したうえで、各国の安全情報を公開しています。

また、いざという時の緊急連絡などが受け取れる「たびレジ」という無料サービスを開始しました。旅行日程・滞在先・連絡先を登録すると、滞在先の最新の渡航情報や緊急事態発生時の通知メールが届きます。

今回は外務省の「海外安全情報」と「たびレジ」を詳しくご紹介したいと思います。

 

目次

海外安全情報

海外安全ホームページ|外務省

海外安全情報は、外務省の海外安全ホームページから確認することができます。

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トップページの中央にある世界地図をクリックするか、地図の左下にある検索ボックスに、国・地域名を入力することで、検索が可能です。

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たとえば、上記は西ヨーロッパの地図です。何も色が付いていないから大丈夫か?というとそうではありません。

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危険度を国・地域別に色分けで表示するボタンを押さないと、色分けがされない仕様です。

個人的には「危険度表示あり」をデフォルト設定した方が使い勝手がよいのでは…?と思ってしまうところではありますが、危険度表示タブをクリックして確認してみます。

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国・地域をクリックすると、その国のどのエリアが危険なのか?危険でないのか?4段階の色分けレベル表示でさらに細かく見ることができます。

レベル1 十分注意してください(黄色) その国・地域への渡航、滞在に当たって危険を避けていただくため特別な注意が必要です。
レベル2 不要不急の渡航は止めてください(薄橙) その国・地域への不要不急の渡航は止めてください。渡航する場合には特別な注意を払うとともに、十分な安全対策をとってください。
レベル3 渡航は止めてください(渡航中止勧告)(濃橙) その国・地域への渡航は、どのような目的であれ止めてください。(場合によっては、現地に滞在している日本人の方々に対して退避の可能性や準備を促すメッセージを含むことがあります。)
レベル4 退避してください。渡航は止めてください(退避勧告)(赤) その国・地域に滞在している方は滞在地から、安全な国・地域へ退避してください。この状況では、当然のことながら、どのような目的であれ新たな渡航は止めてください。

色が「白」の場合は、危険情報はないので、比較的安全といえます。

しかし、海外ではスリや偽警官、ボッタクリなどのトラブルもあるので、注意をするに越したことはありません。

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ちなみに、私がドバイ・アブダビ(アラブ首長国連邦)旅行をすることに決めた決定打は、外務省の海外安全情報で確認した際に「白色」だったからです。

「中東」という単語を耳にすると、エリア全体で「危険なのでは?」と一括りしがちですが、アラブ首長国連邦のように比較的安全な国もあるので、冷静な判断が必要になります。

とはいえ、中東およびアフリカ周辺は白色のエリアが少ないですけど。。。

 

たびレジ

渡航先の周辺で起きた緊急情報をメールで受け取れる

外務省の無料サービス「たびレジ」に登録すると、渡航先の周辺で起きた緊急情報を在外公館からメールで通知してくれます。

たとえば、過去には「たびレジ」から下記のようなメールが実際に送信されています。

Sent: March 14, 2015

大規模デモのお知らせ

在留邦人の皆様へ

本メールは緊急情報ではありませんが、反イスラムグループによる数千人規模のでもが予定されており、フーリガンや極右活動家の参加が見込まれています。

ヨーロッパの中でも比較的安全な国、ドイツのデュッセルドルフ総領事館からの注意喚起です。

「並んで行進しているから、なにかのパレードかな?」などと勘違いをし、カメラで撮影したりすれば、思わぬトラブルに巻き込まれる可能性もあります。事前に情報を掴んでおけば、何が起きているのかが冷静に判断できます。

Sent: May 08, 2015

台風6号、フィリピン接近に伴う注意喚起

日本気象庁及びフィリピン気象庁の発表によれば、強い台風6号(アジア名:ノウル、7日日本時間9時現在、中心気圧955hPa、最大瞬間風速60m/s)が発生しており、同台風は、今後、勢力を強めつつ~~~略

楽しみにしていた観光も、台風が来てしまっては交通機関もパニックになり、台無しです。

災害が起きた際、事前に何が起きているのか?どのぐらいの規模なのか?という情報を確認しておけば、前後の予定と組み換えを検討したり、うまく予定変更をして対処できるかもしれません。

今回のパリ同時多発テロでは、いつ、どのような内容のメールが発信されたのかはわかりません。しかし、その情報を日本語の文面で入手できるのか?できないのかの違いは、大きな差といえます。

たびレジの登録手続き

たびレジ|外務省

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「たびレジ」トップページの新規登録ボタンから登録ができます。登録する際に必要な情報は下記の通りです。

  • 滞在先の国または地域
  • 都市名
  • 旅行開始日と旅行終了日
  • 宿泊先のホテル名、電話番号など
  • パスポート番号
  • 氏名(漢字、ローマ字)
  • 生年月日
  • 旅行中に連絡可能な携帯電話・スマートフォンの番号
  • メールアドレス
  • 家族や職場のメールアドレス
  • 利用するツアー会社の名前

なお、帰国してから1ヶ月(希望した場合には1年)後に、すべての個人情報が消去されるので安心です。

 

まとめ

このブログでも何度か触れていますが、私自身、ローマでボッタクリタクシー、ピサでジプシーのスリ軍団遭遇、パリでスリ被害に遭ったことがあります。

大きな事件ではないので不幸中の幸いですが、とかく、海外ではトラブルが付き物です。

未然にトラブルやリスクを避けれるよう、万全の準備をして出かけることが重要ですね。これから旅行される方は、安全で楽しい旅を楽しんで、ステキな思い出をつくってください!^^

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