このたび、ニューヨーク旅行へ行くことになりました。
今回の記事では、ESTA(エスタ)の申請方法と手順を、記入例のキャプチャ画像を交えながらご紹介したいと思います。
なお、2015年9月11日から申請画面がリニューアルされており、今回はリニューアル後の申請画面での手続きとなります。
Contents
ESTA(エスタ)の概要
ESTA(エスタ)とは?
2009年1月12日以降、アメリカにビザ免除プログラム(VWP)を利用して観光や商用でビザなしで米国に90日以下の渡航をするには「ESTA(アメリカ電子渡航認証システム、Electronic System for Travel Authorization)」の申請・取得が必要です。
ちなみに、以前、ハワイ旅行に行ったのですが、「ESTA申請」が必要と知らずに空港まで行き、直前に慌ててiPadで申請。なんとか認証を得ましたが、行く前からかなり疲れた記憶があります。
旅行に行く前から、準備をしっかりしておかないと痛い目に遭います…。
[blogcard url=”http://aokitrader2.com/overseas-travel-baggage”]ESTAの注意点
2年間有効も、パスポートが切れると再度申請必要
ESTAは一度認証を受けると2年間有効ですが、認証の期間内でもパスポートの有効期限が切れるとESTAも無効になります。
そのため、2年経過せずしてESTAの申請が必要なケースもあるので、注意が必要です。
費用は1人$14、支払いはクレジットカードのみ
また、ESTAの手続きには1人あたり$14の費用がかかり、支払いはクレジットカードのみです。
クレジットカードをお持ちでない方は、ESTA申請前にクレジットカードを作成する必要があります。
クレジットカードはVISA、Master Card、AMERICAN EXPRESS、DISCOVER、Diners Club、JCBに対応しています。
ESTA(エスタ)の申請方法
免責事項
- 当ブログでは当ページをご覧いただき申請された際の結果について一切の責任を負いかねます。
- ESTA申請に関してのご質問などについてはお受けできません。
ESTAウェブサイトにアクセス

ESTAの公式ウェブサイトアクセスしたら、右上のドロップダウンメニューをクリックし、言語設定を「日本語」に変更します。
新規の申請

ESTAは認証を受けてから2年間有効ですが、私の場合は2年を経過していますので「新規の申請」をクリックして進みます。

1人分の申請であれば「個人による申請」を選択します。
複数人を申請する場合は「グループによる申請」を選択します。グループによる申請の場合、入力作業を行うグループ申請代表者が、全員分の申請費用の決済まですべて行います。
今回は、私と妻の分を申請するため、複数人を申請する「グループ申請」に進みます。

「確認&続行」を選択。
グループ申請代表者の連絡先入力

グループ申請代表者の連絡先を入力します。なお、「姓」と「名」はパスポートに記載されているものと同じもので入力となりますので、アルファベット入力になります。
「組織」は法人などでなければ入力不要です。
また、ここで入力したメールアドレスに申請手続き後の「認証確認を行う際に必要なログインID」が届きます。間違いのないように注意します。
入力が終わったら「操作の継続」を選択して進みます。

先ほど入力したのは、あくまでも「グループ連絡担当者」の情報です。
新規の申請者を追加していくのは、これからとなります。「新規の申請者を追加」のタブをクリックして進みます。
ステップ1 免責事項

免責事項を読んで、問題がなければ「はい、私は上記の説明を~合意します。」を選択します。
さらに下に進むともう1箇所選択する部分があるので、計2ヶ所の合意「はい」にチェックを入れたら、画面下部に出てくる「次へ」を選び進んでください。
ステップ2 申請者の情報
申請者情報/パスポート情報

「姓」は名字(Suzuki等)、「名(下の名前)」は名前(Ichiro等)を入力。性別はクリックして選択します。

生年月日はタブをクリックして選択。
出生した市町村名は渋谷区であれば「Shibuya-ku」と入力。出生国はタブをクリックして国を選びます。
「パスポート番号」「発行日」「有効期限」「国籍」「発行した国」の部分はパスポートの顔写真が掲載されているページを見ながら入力していきます。
国籍/両親

他の国籍がある場合は「はい」を選び、国籍とパスポートを入力します。
両親の欄は必須項目ですので、どちらも入力してください。
連絡先情報

「ホームアドレスライン1」の項目は、
- 「代々木1丁目2番3号」 ⇒ 1-2-3 Yoyogi
- 「盆栽町1234番地」 ⇒ 1234 Bonsaichou
のように入力すればOKです。ホームアドレスライン2は空欄可でもOK。
「市区町村」はShibuya-kuのように入力。「都道府県」や「国」はそれぞれクリックして選択します。
「国番号+電話番号」の項目については、日本の場合、国番号は81です。電話番号については、下記のように最初の0は不要です。
- 携帯電話番号090-1234-5678 ⇒ 81 9012345678
- 固定電話番号03-1234-5678 ⇒ 81 312345678
と入力すればOKです。
勤務先情報

勤務経験がある場合…といってもほとんどの方があるかとは思いますが、勤務先の情報も入力します。
ひと通り入力を終えたら、「次へ」をクリックして進みます。
ステップ3 渡航情報
米国内の連絡先情報(宿泊ホテルなど)

「米国の渡航目的は、他国へ乗り継ぐためですか?」は乗り継ぎか否かを選択します。
米国内の連絡情報には、宿泊するホテルの情報を入力すればOKです。私の場合、今回のニューヨーク旅行で宿泊するホテルががグランド・ハイアット・ニューヨークですので、
- 氏名 GrandHyatt New York
- ホームアドレスライン1 109 EAST 42ND STREET
- 市区町村 NEWYORK
- 都道府県 NY
と入力しました。市区町村=市区、都道府県=州のことです。そもそも、アメリカ合衆国なのに都道府県とか、意味不明ですけどね。
緊急連絡先情報

「米国内の連絡先情報」でホテルの情報を入力していれば、「米国滞在中の住所」の欄は右上にある「上欄の、米国内の連絡先と同一」のチェックボックスにチェックを入れるのでOKです。
「米国内および米国以外の緊急連絡先情報」は、日本にいる家族などの連絡先を入力します。入力を終えたら「次へ」を選択。
ステップ4 適格性に関する質問

全部で8つの質問があるので、「いいえ」または「はい」を選んでいきます。ほぼ99%「いいえ」になるとは思います;

「権利の放棄」の項目について読んで、問題がなければ2つのチェックボックスにチェックを入れ「次へ」のタブを押して進みます。
ステップ5 申請内容の確認

これまでの入力事項に間違いがないかどうか各項目チェックします。
間違いがないか「Edit」ボタンを押して確認し、間違った箇所があれば修正します。問題がなければ、一番下までスクロールして「確認&続行」を選びます。

各項目「確認&続行」を選ぶと「Reviewd」のマークが出ます。
検証

最後にもう一度「検証」をするため、パスポート番号等を入力します。
これは3年前よりも厳重になっている気がしますねー。OKであれば「次へ」を押して完了。
以上が「新規の申請者を追加」の一通りの流れになります。
新規の申請はこれまでの繰り返し

緑色の枠内に、先ほど入力申請した情報が表示されています。
さらに他の人の分の追加が必要なので「新規の申請者を追加」を押して、同様の入力手続きをしていきます。
支払手続きは1週間以内

すべての入力申請を終えました。申請費用は1人あたり「US$14.00」です。
なお、支払手続きは期限があり、約1週間以内に行う必要があります。忘れないうちにこのまま手続きをしてしまいます。「今すぐ支払う」ボタンをクリック。

クレジットカード情報を入力して「支払いの送信」をクリック。なお、JCBも利用可能です。
認証は保留中。判定は72時間以内

無事「支払い手続き」を終えました。
支払いを終えたばかりのため、渡航認証は審査中です。判定は72時間に行われます。
渡航認証の確認
受信メールでグループIDを確認

グループ申請代表者の「メールアドレス」にESTAからメールが届いています。
「Group ID」はログインする際に必要となるので、それをメモするかコピーしておきます。
ログイン

ESTAの申請トップページを開き、「既存の申請内容を確認」をクリック。

「グループ申請の状況確認」をクリック。

ESTAからの受信メールに記載されていた「グループID」のほか、姓名やメールアドレスを入力し、「申請の検索」へ。
認証が承認されました

無事「認証が承認」されました。なお、申請してから渡航認証の判定まで72時間以内とありましたが、今回のケースでは20分ほどで認証が承認されました。
まとめ
入力作業時間は、2人分を入力し終えるのでも20分~30分ほどかかると思います。
かなり面倒な手続きではありますが、直前に申請をしたりせず、宿泊先が決まったら申請手続きをされるとよいかと思います。
いやー、しかし…大変だ; そして…おつかれさまでした!!
これで無事にニューヨーク旅行に行けます…。
