「牛丼」といえば、吉野家ホールディングス[9861]、松屋フーズ[9887]、ゼンショー[7550]が思い浮かぶところではありますが、今回は松屋フーズ[9887]の株主優待券を使ってお食事をしてきましたので、松屋フーズ[9887]の株主優待をご紹介したいと思います。
この記事では、
- 松屋フーズ[9887]の株主優待贈呈基準
- 株主優待券の使い方
- 連結業績状況
をご紹介します。
松屋フーズ[9887]の株主優待
株主優待贈呈基準は100株以上(年1回/3月)
松屋フーズ[9887]の株主優待贈呈基準は100株以上です。決算月は3月で、株主優待の権利確定月は3月のみの年1回となります。手元に届くのは株主総会が開催された後の6月下旬で、有効期限は12ヵ月(翌年の6月末まで)です。
松屋フーズ[9887]の株主優待(権利確定月:年1回/3月) | |
100株以上 | 株主様お食事ご優待券 一律10枚 |
株主優待というと、株式保有数に応じてもらえる優待内容が変わることが多いですが、松屋フーズ[9887]の株主優待は、最低投資金額の100株を保有すれば、それ以上保有していようがいまいが、いただける株主優待は「お食事ご優待券 一律10枚」です。
株主優待券が使えるお店は「松屋」「松乃家」「チキン亭」の国内店舗です。「すし松」「福松」「セロリの花」「テラス・ヴェルト」では使用できません。
株主優待制度のご案内ページに記載された商品を選択
松屋フーズ[9887]のライバル企業である吉野家HD[9861]の株主優待、ゼンショー[7550]の株主優待は、300円券とか500円券といった形の「割引券」になっていますが、松屋フーズ[9887]の株主優待は、公式ウェブサイトIRページの株主優待制度のご案内ページに記載されているメニューから選択するという形を取っています。
これは、松屋の注文方式が「食券販売機で事前購入」という形を取っているためだと思われます。
製品詰め合わせセットとの引き換えも可能
株主優待をもらった同年9月末までに株主優待券10枚を松屋フーズの本社に送ると、「製品詰め合わせセット」と引き換えをすることも可能です。
- 国産牛めしの具×4パック
- 豚めしの具×3パック
- オリジナルカレーの具×3パック
自宅の近くにお店がない方の場合は、製品詰め合わせセットと交換するのもよいかもしれません。わざわざ車や電車で株主優待券を使いにいくのも、交通費がかかって本末転倒ですからね。
株主優待券の使い方
注文方法と注文できるメニュー
株主優待券の裏面に、メニュー一覧があり、希望するメニューの左枠に○を付け、店員さんに渡して注文します。
一見すると注文できるメニューが少なく見えますが、下から2段目に記載された「おすすめメニュー」の下にある空欄に希望メニューを書きこむことで、期間限定メニューも注文可能です。一時期は、通常メニューしか使えなくなり”優待改悪銘柄”の代表格とされていた時期がありましたが、現在は再度改善され、高価格帯のメニューにも使えるようになりました(定食をW定食にする際は別途+300円かかります)。
繰り返しになりますが、株主優待で注文できる「おすすめメニュー」は松屋フーズ[9887]のウェブサイトに記載があるので、事前にチェックしておくのがオススメです。
何を注文するのが一番お得か?
ちょっとケチくさい話ではありますが、せっかくいただいた株主優待なので、おトクに使いこなしたいですよね!
松屋のメニューを見ると、プレミアム牛めし(関東1都6県の限定メニュー)の中では「プレミアムピリ辛きんぴら牛めし」の特盛780円が一番金額が高いですね。
定食の場合は期間限定メニューの「鶏のチリソース定食」、通常メニューの「カルビ焼肉定食」、取扱い店舗限定メニューの「ブラウンソースハンバーグ定食」が630円で一番金額が高いです(2015年11月2日現在)。
しかし、一番おトクな「プレミアムピリ辛きんぴら牛めし」の特盛は、30代を迎えた胃袋にすべて詰め込むのは酷ですし、カロリーが1485kcalと異次元の数値となっているため、私には無理~;
株主優待を使って実際に食べてみた
こちらが「プレミアムピリ辛きんぴら牛めし」の大盛(670円)です。
牛丼にきんぴらと刻みのりが載っています。口にした最初は「牛丼にきんぴらが載ってるだけ」という印象でしたが、混ぜて食べるとイケる味。黒胡麻焙煎七味をかけると香ばしさアップでなおよし。しかし、毎度スタメン出場できるかというと、そこまでではありませんね。
とはいえ、松屋の中ではなかなかの高級メニューを、株主優待券を使って楽しませていただきました。
松屋フーズ[9887]の連結業績
連結業績状況
松屋フーズ[9887]連結業績状況(単位:百万円) | ||||
決算期 | 売上高 | 営業利益 | 経常利益 | 当期利益 |
2015/3 | 81,104 | 2,145 | 2,194 | 645 |
2014/3 | 78,939 | 2,347 | 2,352 | 690 |
2013/3 | 79,091 | 1,927 | 1,950 | 770 |
2015年3月期は、2014年3月期と比較して売上高は伸長したものの、営業利益・経常利益・当期利益については、ややダウンです。2013年3月期に売上高に対する経常利益率が大幅に減少(6.4%⇒2.5%)して以来、3期連続でほぼヨコヨコ(2.5%⇒3.0%⇒2.7%)です。
連結キャッシュ・フロー
松屋フーズ[9887]連結キャッシュ・フローの状況(単位:百万円) | ||||
決算期 | 営業CF | 投資CF | 財務CF | フリーCF |
2015/3 | 5,800 | ▲1,975 | ▲3,058 | 3,825 |
2014/3 | 6,527 | ▲1,082 | 5,259 | 5,445 |
2013/3 | 4,895 | ▲7,724 | 3,639 | ▲2,829 |
フリーCFは2期連続プラスで推移しています。企業規模が違うとはいえ、ゼンショー[7550]は3期連続でフリーCFが赤字であることを考えると、円安で逆境の状況下においては、善戦している方といえるのかもしれません。なお、吉野家HD[9861]も直近2期連続でフリーCFはプラス推移です。
配当金推移
松屋フーズ[9887]1株あたり配当金推移(単位:円) | |||
決算期 | 年間 | 中間 | 期末 |
2016/3(予想) | 24.00 | 12.00 | 12.00 |
2015/3 | 24.00 | 12.00 | 12.00 |
2014/3 | 24.00 | 12.00 | 12.00 |
2013/3 | 25.00 | 12.00 | 13.00 |
2012/3 | 24.00 | 12.00 | 12.00 |
2011/3 | 24.00 | 12.00 | 12.00 |
2010/3 | 24.00 | 12.00 | 12.00 |
2009/3 | 24.00 | 12.00 | 12.00 |
配当金推移は、長期的に安定していますね。
松屋フーズ[9887]の株価チャート
直近チャート(10年)
直近チャート(2年)
まとめ
自社商品やオリジナルグッズをいただける株主優待もよいですが、お食事券は食費が浮くため、お得感があってGood。
今後も、松屋フーズ[9887]の株主優待券を使い、普段あまり食べない特別メニューにチャレンジしていきたいと思います。
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