シンガポールの「植物園」といえば、2012年にオープンした「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」が有名です。
さりとて、150年以上の歴史を誇る植物園「シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)」がオーチャード・ロードの西側にあります。
シンガポール植物園(Singapore Botanic Gardens)とは
「シンガポール・ボタニック・ガーデン(Singapore Botanic Gardens)」は1859年にオープン、150年以上の歴史がある植物園です。
シンガポール・ボタニック・ガーデンは、2015年7月にシンガポールで初の「世界遺産」に登録されました。
東側のナッシム・ゲート(Nassim Gate)から、ランチをするレストランまで歩きつつ、熱帯植物を観賞します。
ヘリコニア・ウォーク(Heliconia Walk)
途中、右手に見えてきた植物はヘリコニア・ロストラタ(Heliconia rostrata)。
ビビッドな赤と黄色で美しいですが、ぶらさがっている葉の形状は、かなり強烈なインパクトを与えてくれます。
この付近は「ヘリコニア・ウォーク(Heliconia Walk)」と名付けられているエリアで、さまざまな形のヘリコニアを楽しめます。
ジンジャー・ガーデン(GINGER GARDEN)
ナッシム・ゲートから南西に800m程歩くと、「ジンジャーガーデン(GINGER GARDEN)」に到着。
この先のスペースではジンジャー(ショウガ)の蕾やお花を観賞できます。
ジンジャーの蕾。
普段は食べるイメージが強い「生姜」ですが、まさに新生姜と同じような形状をしています。
こちらはピンク色の「トーチジンジャー」というお花です。
まだ完全に咲ききっていない状態ですね。
ハリア(Halia Restaurant)
場所 | ジンジャー・ガーデン内 |
営業時間 | 12:00~23:00、土・日・祝10:00~23:00(LO日~木・祝は21:30、金・土は22:00) |
ジンジャー・ガーデンのゲート右手に「ハリア(Halia Restaurant)」があります。
ハリアは、マレー語で生姜を意味するそうです。
こちらでちょっと遅めのランチをいただきます。
テラス席か店内か選べます。今回は涼しい店内でいただきます。
各テーブルにはシンガポール名物のカクテル「シンガポール・スリング」を推すポップが置いてあります。
結局、この店でイチオシのチリクラブパスタ(Halia’s Signature Chilli Crab Spaghettini)とシンガポールスリング(Singapore Sling by Hendrick’s)を注文。お値段はかなり高額で、1セットS$54。
カニの身がたっぷり入り、後引く辛さも美味しいチリクラブパスタ。
コリアンダー?パクチー?と相性が良いです。
そしてこちらがシンガポールスリング。この旅で一杯はいただこうと思っていたカクテルです。色はオレンジに近いピンク。パイナップルが上に飾り付けしてあります。
味は…表現がよくないですが、子どものころに病院でいただいた美味しいおくすりのような味です。
なんとなく想像がつきますか?すごく懐かしい味です。
妻は「想像と違った」と言っていましたが、私は結構好きです。
ハリアでのお支払い | |
Singapore Sling ×2 | S$56.00 |
Chilli Crab Pasta ×2 | S$52.00 |
Service Charge 10% | S$10.80 |
GST 7% | S$8.32 |
Total | S$127.12 |
ポストカードをおまけでいただきました。
なお、お店を出る際に小雨が降っていたのですが、店の前にいた店員さんが「傘かカッパを持ってますか?」と声をかけてくれました。
折りたたみ傘を持っていたので大丈夫と伝えましたが、素晴らしい心づかいに感動しました。
ナショナル・オーキッド・ガーデン(The National Orchid Garden)
シンガポール植物園の目玉である「ナショナル・オーキッド・ガーデン(National Orchid Garden)」。
シンガポールの国の花であるラン(蘭)のお花がたくさん植えられています。
チケットカウンターでチケットを購入し、園内に入りましょう。
ロケーションマップを確認すると、結構複雑なルートになっていることが分かります。
このマップに「おすすめの観賞ルート」が載っており、そのルート通りに行くと効率良く植物やお花を観賞できます。
黄色い花を咲かせるオンシジューム(Oncidium)という、ランの仲間のアーチです。
ガイドマップには「GOLDEN SHOWER ARCHES」とあります。道がカーブを描いているので、少しずつ見えてくる奥の景色を、楽しみながら歩くことができます。
ランの先に新たな蕾が出てきています。
綺麗に咲き誇ると良いですね。
まるで筆で色を塗ったかのような、変わった配色の植物。
「シンガポール植物園の植栽管理はgreenforestにおまかせください!」
ヘリコニア・ロストラタに付いた雨の滴を飲んでいた鳥です。
この時は「水曜どうでしょうのケツァール撮影コスタリカの旅」の大泉洋バリに、連射で撮影しました。
頂上付近にある「VIP ORCHID GARDEN」には各国のVIPの名前を冠したランが展示されています。
1970年5月23日にル皇后美智子様が訪れたことを記念して名前が付けられたランがこちら▼
白色をベースに、花の先端が淡い紫色になっている美しいランです。
こちらは雅子様の名前を冠したラン。
透明感のある純白色のランです。
途中、リス(?)のような動物を発見!
しかし、その姿を明るい場所でとらえることはできませんでした…。
植物やお花を撮るのも楽しいですが、動く動物をいかに上手く撮るか、というのも楽しいです。
またまたすごい形をした植物が。これもジンジャー?鳥の羽根のようです。
1時間ほど時間をかけて、ゆっくりシンガポールの国花ランや熱帯植物を観賞し楽しみました。
歴史的建造物やリゾートの旅も良いですが、その国にでしか見ることのできない植物やお花を見て回るのも、楽しいですね。
出口を出た後にあるショップでは、赤いランの花が描かれたトートバッグを購入、S$22。
お土産にも喜ばれそうな可愛いデザインです。
シンガポール植物園の場所・行き方・アクセス
シンガポール植物園のMRT最寄駅は、ノース・サウスラインのオーチャード駅です。
主な移動手段は以下の2つです。
- タクシー
- SIAホップオンバス
タクシー(Taxi)
オーチャード駅からシンガポール植物園まで徒歩で歩いていくと「約25分」かかるため、タクシーを利用するのが一番便利です。
オーチャード駅の「C出口」を出て右折、道なりにカーブを曲がり終えると、タクシー乗り場があります。
シンガポール植物園のNassim Gateまでは、タクシーで所要時間約10分(3.1km)、費用はS$5.60でした。
タクシー運転手の方が「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイは人工的な植物園だけど、シンガポール植物園は自生の植物園だよ」とおっしゃっていただけあり、ローカルの方にとっては、シンガポール植物園の熱帯植物やお花が「誇り」であることが伝わってきます。
SIAホップオンバス(SIA Hop-on Bus)
SIAホップオンバスの一日券を購入している場合は、SIAホップオンバスに乗り、風景を眺めながら行くのもアリだと思います。
[colwrap] [col2][blogcard url=”https://aokitrader2.com/singapore-sia-hop-on-bus”][/col2] [col2]SIAホップオンバスのスタート駅「シンガポール・フライヤー(観覧車)」からは所要時間約50分、チャイナタウンからは約35分です。
降り口は、シンガポール植物園中央東側のNassim Gateになります。[/col2] [/colwrap]
シンガポール植物園の営業時間・料金などの基本情報
場所 | 1 Cluny Rd、Singapore 259569 |
電話番号 | (65)6471-7138 |
交通 | MRT「オーチャード駅(Orchard)」からタクシーで10分 |
営業時間 |
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休業日 | 無休 |
料金 |
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旅のつづきはこちら
[colwrap] [col2][blogcard url=”https://aokitrader2.com/singapore-chatterbox”][/col2] [col2][blogcard url=”https://aokitrader2.com/singapore-nightsafari”][/col2] [/colwrap]
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