じぶん銀行の住宅ローンがおトク!メリット・デメリット・金利まとめ

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【更新日:2016年12月1日】

ネット銀行というと、住信SBIネット銀行やソニー銀行、楽天銀行が思い浮かびますが、じぶん銀行もネット銀行のひとつです。

じぶん銀行の主要株主は、auでお馴染みのKDDI株式会社と、三菱UFJフィナンシャル・グループ[8306]の株式会社三菱東京UFJ銀行です。

じぶん銀行には「auの携帯電話を使っている人だとおトクになりそう」というザックリとしたイメージがありますが、2015年12月よりじぶん銀行が住宅ローンのサービスを拡充し、本気の住宅ローンを出してきました。

  • じぶん銀行とは?
  • じぶん銀行住宅ローンのメリット
  • じぶん銀行住宅ローンのデメリット

を詳しくご紹介します。

 

じぶん銀行とは?

じぶん銀行は、2008年にKDDI株式会社と株式会社三菱東京UFJ銀行の出資を受けて設立されたネット銀行です。

じぶん銀行

auと契約しているユーザーには、

  • 円定期預金の金利優遇
  • ATM手数料0円
  • 他行あて振込手数料0円(最大月5回まで)
  • カードローン au限定割
  • WALLETポイントが貯まる

などの優遇を行っています。

やはりauユーザーのための銀行か…、と思いきや、今回拡充されたじぶん銀行の住宅ローンは、auユーザーであるか否かにかかわらず、金利優遇の恩恵が受けられます

 

じぶん銀行住宅ローンのメリット

ネット銀行最低水準の変動金利

近年はネット銀行が住宅ローンのサービスを随時拡充をしているため、ネット銀行の住宅ローンで借入をして住宅購入をする人が多くなってきています。

2016年12月実行分の「じぶん銀行」の住宅ローン変動金利(全期間引下げプラン)は驚異の年0.497%です。
大手ネット銀行変動金利比較(平成28年12月実行金利
金融機関 変動金利 保証料 事務手数料
じぶん銀行 0.497% 0円 2.16%
住信SBIネット銀行 0.497% 0円 2.16%
ソニー銀行(変動金利セレクト) 0.549%※1 0円 2.16%
楽天銀行 0.507% 0円 324,000円

※1 ソニー銀行(変動金利セレクト)の場合、自己資金10%以上の場合、0.499%に優遇されます。

数年前までは、大手メガバンクとほぼ変わらない水準だった変動金利も、今やネットバンクの金利が圧倒しています。窓口を設けていないため、余計な固定費や人件費が削れている分、この金利水準を実現できるのでしょう。

たとえば、大手メガバンクの一角、三井住友銀行の変動金利は0.625%です。

じぶん銀行とみずほ銀行の支払シミュレーション(平成28年12月実行金利
借入期間35年の場合、月々支払い金額
借入金額 じぶん銀行(0.497%) 三井住友銀行(0.625%)
1,000万円 25,945円 26,514円
1,500万円 38,917円 39,772円
2,000万円 51,890円 53,029円
2,500万円 64,863円 66,286円
3,000万円 77,835円 79,544円
3,500万円 90,808円 92,801円
4,000万円 103,781円 106,058円
4,500万円 116,753円 119,316円
5,000万円 129,726円 132,573円
5,500万円 142,699円 145,831円
6,000万円 155,671円 159,088円
6,500万円 168,644円 172,345円
7,000万円 181,616円 185,603円

当然、浮いた差額分を繰上げ返済に回していくと、その差はより大きくなっていきます。

もちろん借り換えも可能なので、既存の住宅ローン(他銀行)を組んでいる方も、検討してみてもよいかもしれません。

▼ じぶん銀行の直近の金利表を確認してみる ▼
じぶん銀行

申込~契約までネットで完結

住宅ローンを組んでマイホームを購入する際、

  • 住宅ローン事前審査(仮審査)
  • 住宅ローン本審査
  • 住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)

という流れが一般的なスケジュールです。

そして、上記の3番目「住宅ローン契約(金銭消費貸借契約)」については、金融機関で行う必要があり、土日営業している住宅ローンセンターに出向いて契約を行うか、予約がいっぱいの時は平日に時間を取って契約する必要があります。

じぶん銀行の住宅ローンでは、申込~契約までネットで完結するため、時間的な負担が少ないというメリットがあります。

6つの0円

じぶん銀行では「6つの0円」ということで、下記の6つが0円です。

  1. 一般団信の保証料0円
  2. がん50%保障団信の保険料0円
  3. 住宅ローン保証料0円
  4. 資金移動0円
  5. 一部繰上返済手数料0円
  6. 収入印紙0円

すべてがスゴイ!というわけではなく、「一般団信の保証料0円」や「住宅ローン保証料0円」は、ネット銀行では今や当たり前です。

ただし、個人的に面白いと感じるのは、2番目のがん50%保障団信の保険料0円、6番目の収入印紙0円です。

がん50%保障団信の保険料0円

じぶん銀行では「がん」と診断確定されると、住宅ローンの残高が50%となる、がん50%保障団信の保険料が0円です。

一見すると住信SBI住宅ローンの8大疾病保障に見劣りするように見えますが、住信SBIネット銀行の8大疾病保障は、

責任開始日から3ヵ月を経過した日の翌日以降に所定の就業不能状態となり

とあります。つまり、「就業不能状態」にならなければ保障されません。

一方、じぶん銀行のがん50%保障団信は、がんと診断確定された時点で50%が保障されます。

当然、保険なのでどちらが正解・どちらが正しいということはありませんが、住信SBIネット銀行とは一味違うサービスを入れてきたな、という印象です。

がん50%保障団信に加入できるのは50才までです。
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収入印紙0円

じぶん銀行では契約手続きをネットで完結させるため、契約書の記載・捺印手続きが不要となるため、収入印紙代がかかりません。

金銭消費貸借契約書 印紙税額一覧
記載金額 印紙税
1万円未満 非課税
10万円以下 200円
50万円以下 400円
100万円以下 1,000円
500万円以下 2,000円
1,000万円以下 10,000円
5,000万円以下 20,000円
1億円以下 60,000円
5億円以下 100,000円
10億円以下 200,000円
50億円以下 400,000円
50億円超 600,000円

通常ですと、3,000万円の住宅ローンを契約する場合は20,000円の収入印紙、6,000万円の住宅ローンを契約する場合は60,000円の収入印紙を、金銭消費貸借契約書に貼付して捺印する必要があります。

じぶん銀行では、ネット完結なので収入印紙がかかりません

定額自動入金サービス(無料)

勤務先によっては、給与口座が指定されており、希望の金融機関を指定できない場合も多くあります。かといって、住宅ローンの商品が魅力でないにもかかわらず勤務先の取引金融機関で住宅ローンを組むのでは本末転倒です。

じぶん銀行の「定額自動入金サービス」を利用すれば、毎月一定額を、他行の口座から資金の引き寄せをすることができます。手数料は無料です。

つまり、給与口座の金融機関はそのままに、じぶん銀行の口座で住宅ローンの返済が可能となります。

指定の金融機関からの引き落としは、毎月6日または26日のどちらかを選択できます。注意点としては、じぶん銀行口座への入金は4営業日後のため、住宅ローン返済日に間に合うように引落日を設定することです。

三菱東京UFJ銀行の窓口で相談できる

じぶん銀行には直接人と相談できる窓口がありません。ネット銀行やネット証券に慣れていない人にとっては、やや不安があるかもしれません。

そこで、「どうしても窓口で人と会って相談をしたい!」という方のために、じぶん銀行の主要株主である三菱東京UFJ銀行の窓口で相談することができます

ただし、このご時世に、銀行の窓口に直接行って、資産運用の相談をされる方はどれぐらいいるのでしょうか?という疑問はありますけどね。

以前は、住宅ローン繰り上げ返済のシミュレーションを行う場合、専用ソフトをダウンロードしたPCでしか行えませんでした。しかし、今はネットで簡単にシミュレーションができます。

前に元金均等返済と元利均等返済の違いについて書いた記事でもご紹介しましたが、繰り上げ返済シミュレーションは、フラット35の住宅金融支援機構のサイトがわかりやすく、気軽に計算ができます。

返済プラン比較シミュレーション|住宅金融支援機構

プラスの保障「11疾病保障団信」「がん100%保障団信」

先述のがん50%保障団信については、保険料の上乗せ金利なし(≒無料)で付帯となりますが、別途上乗せ金利を支払うことで、プラスの保障にも加入できます。

一般団信 がん50%保障団信 がん100%保障団信 11疾病保障団信
死亡・所定の高度障害状態
余命6ヵ月以内と判断された場合
がんと診断された場合 ×
10種類の生活習慣病で入院が継続180日以上となった場合 × × ×
金利上乗せ(保険料) なし(無料) なし(無料) +0.2% +0.3%

現在加入している生命保険が薄い場合は、住宅ローンの保険でカバーするのも選択肢のひとつです。

24時間電話健康相談サービス

11疾病保障団信、がん100%保障団信、がん50%保障団信に加入すると、「24時間電話健康相談サービス」を受けられます。

24時間電話健康相談サービスは、日常生活における健康管理、緊急時の病気や怪我、介護相談・育児相談を、医師・看護師・保健師に24時間電話で相談できるサービスです。

このサービスで興味深い点が、加入者だけでなくそのご家族も相談できること。

病気は早期発見が大切なので、ちょっと身体に違和感を感じたら、気軽に相談できる窓口があるのは、+αの保険にもなります。

▼ 事前審査のお申込みはこちら ▼

 

じぶん銀行住宅ローンのデメリット

変動金利でメリットがあるのは借入当初で選択した時のみ

メリットがある一方、じぶん銀行のデメリット・落とし穴はあるのか?

じぶん銀行のWEBサイトで大々的に告知されている変動金利0.497%の金利は、借入当初に変動金利を選択した時のみにしか適用されません。

つまり、「変動 ⇒ 固定 ⇒ 変動」や「固定 ⇒ 変動」など、固定を経由して変動金利を選択すると、ホームページで大々的に告知されている変動金利の金利水準ではなくなります。

当初の変動金利0.497%は、基準金利2.341%から1.844%の優遇幅を差し引いた数字です。「変動 ⇒ 固定」に切り替えたり、「当初は固定金利を選択 ⇒ 固定期間終了後に変動」を選択する際は、基準金利から1.000%の優遇幅となります。

詳細は、じぶん銀行の金利一覧ページに記載。

そのため、じぶん銀行の住宅ローンは「低金利の変動金利で借り入れして、どんどん繰り上げ返済をしていきたい」タイプの方に向いています。

繰上げ返済をすることで将来の金利上昇リスクにヘッジできるので、低金利で借りて浮いた分も含めて繰り上げ返済をするというのは理にかなっていると思いますね。

一方、(ほぼいないとは思いますが…)景況をみながらフレキシブルに金利タイプを変更したいという方には、通期優遇幅が変わらないメガバンクの住宅ローンを検討するのも選択肢のひとつです。

抵当権設定の司法書士はじぶん銀行指定

また、わたしが確認した中で、じぶん銀行を利用するデメリットのひとつと感じたのが、抵当権設定の司法書士がじぶん銀行指定の点です。これは楽天銀行なんかも同じですね。

まあ、これは手続き上の話ですし、実際に取り次ぎをするのは不動産仲介業者や販売代理の業者さんでしょうから、買主さんは、あまり気にする必要はないかと思います。

銀行側としては当然何の担保もなしに融資をするわけではなく、住宅ローンで購入する不動産の土地・建物に保証会社の抵当権を設定します。この抵当権設定を行う司法書士がじぶん銀行指定の司法書士ということです。

じぶん銀行としては、「抵当権設定は重要な手続きなので、この手続きだけは、知らない人じゃなくて、わたしたちの司法書士で行わせてねー」ということです。

もし「じぶん銀行」の住宅ローンを利用することを考えているのであれば、窓口の不動産営業さんに「じぶん銀行の抵当権設定を行う司法書士は、じぶん銀行指定らしいです」と一言添えてあげると、不動産の営業さんは助かると思います。

 

じぶん銀行住宅ローンのスケジュールイメージ

じぶん銀行の住宅ローンを利用する場合のスケジュールイメージです。

  1. 住宅ローン事前審査(≒仮審査)
  2. (不動産売買契約、建物請負契約)
  3. 住宅ローン本審査
  4. 住宅ローン契約
  5. 残金決済・引渡し

非常にシンプルなスケジュールですね。

平日に休みを取り、銀行に出向く必要があるのは5番の残金決済・引渡しのみです。申込~契約までネットで完結できるので、平日は仕事でなかなか休めない…という方にも、ありがたいスケジュール感といえます。

4番の住宅ローンの契約時に、融資実行の振込先を登録します。

 

まとめ

激戦区であるネット銀行の住宅ローン変動金利に、参入してきたじぶん銀行。住宅ローン選びの選択肢のひとつとして検討してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、じぶん銀行の「審査はネット経由」のみです。個人情報の入力もあるので、ご自身で入力していきます。

審査には

  • 不動産売買契約(および建物請負契約)前に行う「事前審査(≒仮審査)」
  • 不動産売買契約(および建物請負契約)後に行う「本審査」

2種類があり、いずれもインターネットで行います。スマホやタブレットからでも審査でき、入力も簡単です。

▼ 事前審査のお申込みはこちら ▼

じぶん銀行住宅ローンの金利表

金利タイプ 全期間引下げ金利 当初期間引下げ金利
変動 0.497%
2年 1.440% 0.400%
3年 1.440% 0.500%
5年 1.440% 0.500%
10年 1.530% 0.500%
15年 1.650% 1.173%
20年 1.780% 1.273%
30年 2.090% 2.020%
35年 2.190% 2.120%

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